令和元年11月21日の記者会見
市長の定例記者会見
幹事社:河北新聞、日経新聞、AAB
市長
11月26日から、11月市議会定例会が始まります。
提案する案件は、総務部長と企画財政部長から説明があったとおり、条例案9件、単行案10件、予算案14件のほか、追加提案として人事案1件の、合わせて34件を予定しております。
さて、先月の台風第19号やその後の豪雨災害は、東日本の太平洋側に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表します。
本市としましても支援要請を受けて、宮城県丸森町、角田市、福島県いわき市、郡山市の三市一町に対し、給水車の派遣や飲料水などの物資の提供、さらには緊急消防援助隊や避難所運営、被害認定調査を行う職員、計79人を派遣してきたところであり、今後も国等の要請を踏まえながら対応してまいりたいと考えております。
一方で、今回の豪雨災害では従来想定されていない堤防の決壊等により、逃げ遅れた方が自宅や車の中で亡くなられる事案がありました。本市では、これまでもホームページや防災ネットあきたのメール、緊急告知ラジオなど、様々な手法で避難情報を周知してきておりますが、早期の避難行動につなげていくため、近隣河川の水位情報など危険を具体的に意識できる災害関連情報の効果的な提供手法についても引き続き検討してまいりたいと考えております。
併せて、災害時用の備蓄につきましても、食料品や飲料水の更新はもとより、下着や衛生用品など性別、年代によって必要となる物資について被災者の目線となって計画的に整備するほか、保管場所の安全性についても点検、見直しを行い災害時に迅速かつ的確な物資の提供ができるよう努めてまいります。
本日は、私から7点お話いたします。
はじめに、新年度予算編成方針についてであります。
我が国の経済は、今年7~9月期の実質GDP(国内総生産)成長率が年率換算で前期比0.2%増となるなど、鈍化傾向の中で緩やかな回復基調を維持しており、また、本県の経済についても、個人消費は緩やかな増加基調にあり、企業の設備投資は増加しながら高めの水準となっております。一方で、諸外国の情勢や通商問題、海外経済の動向、消費増税の反動といった先行きの懸念もあることから、様々な動きに注意が必要な状況でもあります。
こうした中、令和2年度における本市の財政状況の見通しは、歳入の根幹をなす市税では、固定資産税が横ばい、個人市民税は減、法人市民税は税率引下げによる影響等から大幅な減となり、31年度当初予算と比較して、全体で8.7億円の減を見込んでいるほか、地方交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な交付税は、総務省の概算要求や税収等の見通しから8.4億円の増を見込んでいるところであります。
このほか、譲与税等、地方特例交付金は、消費税率引上げに伴う地方消費税交付金の増加等により増、その他の一般財源は基金繰入金の減少などにより減となる見込みであります。
一方、歳出では、本市の総合計画「新・県都『あきた』成長プラン」が計画期間の最終年度となり、喫緊の最重要課題である人口減少対策をはじめ、プランに掲げた施策・事業および成長戦略を着実に推進する必要があることから、成長戦略事業分の一般財源所要額として、今年度と同額程度の42億円を確保しております。
同時に、政策経費については一般財源ベースで成長戦略事業以外は20%、経常経費については3%削減することとし、限られた経営資源の効果的かつ効率的な活用と重点的な配分により、予算を編成するよう指示したところであります。
来年度は、消費税率10%の通年化や社会保障関係経費の増などもあり、引き続き厳しい財政運営となる見通しでありますが、収支不足を補てんする財政調整基金・減債基金からの取崩しは7年連続で10億円にとどめ、多様化する市民ニーズに的確に対応しつつ、歳入規模に見合った歳出構造を堅持し、将来にわたり健全な財政運営を維持してまいりたいと考えております。
次に、フィジー代表ラグビーチーム合宿誘致についてであります。
フィジー共和国とは平成28年11月にスポーツ交流に関する基本協定を締結して以降、中学生によるラグビーを通じたスポーツ交流をはじめ、文化、教育分野での相互交流を継続し、その成果として、本年9月のラグビーワールドカップにおける事前合宿実現に繋がりました。
ワールドカップに続き、秋田県などと連携して、2020年の東京オリンピックにおいても同国の事前合宿誘致を目指しておりましたが、このたびフィジー共和国オリンピック組織委員会から東京オリンピックでの事前合宿は、ラグビー競技を含むすべての競技を大分市で行うことに決定した旨の連絡を正式に受けたところであります。
順調に交流を続けてきた中での今回の決定は、大変残念に思いますが、フィジー共和国ラグビーフットボール協会からは、これまで本市と築いてきた良好な関係を継続したいとの意向から、東京オリンピック前に、本市での7人制ラグビー競技のショートキャンプの実施について、提案がなされたところであります。
提案されたショートキャンプの受け入れについては、今後同国ラグビーフットボール協会から、より具体的な内容を聴取し、秋田県、秋田県ラグビーフットボール協会などと連携しながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、企業誘致についてであります。
今年度は、来週25日に発表を予定している案件を含め、すでに5社の誘致企業の受入れが決定しております。
新規企業の誘致は、県との連携のもと、ここ数年、2社ないし3社と着実な実績があり、平成27年度から今年度までの5年間で14社に上っております。
その内訳としては、ジェイテクトIT開発センター秋田をはじめICT関連が7社、先週15日に誘致発表したプライムアシスタンス等のコールセンターが3社、セルスペクトなど医療・医薬関連が2社、さらに、ダイハツ自動車の1次サプライヤーである河村化工など製造業の設計開発拠点が2社となっております。
進出が続く要因について誘致した企業に伺うと、やはり首都圏でのIT関連等の人手不足が続く中で、秋田の人材が高く評価されていること、また、通信環境が向上して、距離的なハンデが小さくなり、本市の暮らしやすい都市環境も相まって、進出を決定したとの話であります。
さらに、近年の大規模災害を受けて、BCP(事業継続計画)等のリスク対策を目的とするものや、関連企業の立地、県・市の支援体制等、様々な要素が組み合わさって、本市への立地に結びついたものと受け止めております。
今後につきましては、電子・デバイスや医薬・医療関連等の製造業に加え、若い世代の活躍が期待される情報通信関連産業を主なターゲットとしながら、引き続き、県とともに、積極的に進めてまいります。
人口減少対策、特に、社会減の抑制につながるものとして、若い人たちが本市の企業を就職先として選べるよう、成長分野の新規誘致を進め、さらなる地域産業の活性化につなげていきたいと考えております。
次に、芸術文化ゾーンについてであります。
本市では、中心市街地に文化施設機能を集積することで「芸術文化ゾーン」として面的に充実させ、まちの魅力をさらに高めていくこととしており、その核となる2つの事業である、市文化会館と県民会館の機能を継承する県・市連携文化施設の整備と、未来に向けて新しい価値を生み出す「文化創造プロジェクト」の拠点とする(仮称)秋田市文化創造交流館の整備が本格化しております。
県・市連携文化施設の整備については、7月から本体工事が始まり、令和3年12月の竣工を目指し順調に工事が進んでおります。9月定例会総務委員会でお示しした施設名称については、県内文化団体の意見も踏まえ、県とともに当初どおり「あきた芸術劇場」にすることとしましたので、このたびの11月市議会定例会へ「あきた芸術劇場条例」として議案を提出いたします。
また、新施設の運営管理においても、秋田県と市が一体的、統一的な事務処理を行うために、相互に情報や意見交換を行い、管理および執行について共通の方針を定める場として「法定協議会」を設置することとしており、設置条例案と併せ、協議会の規約案および設置に向けた秋田県との協議について、今議会へ単行案を提出いたします。
一方、旧県立美術館を活用した(仮称)秋田市文化創造交流館の整備については、令和2年秋の開館を目指して7月から改修工事に着手したところでありますが、既存建物の改修であるため、現場において確認や対応を求められる部分があり、工事の進捗に遅れが生じております。
なお、開館に向けて市民の期待を高めていくため、中心市街地各所で展開される開館プレ事業を通して、同館で行う事業を具体的にイメージしてもらうとともに、事業企画への市民参加の機会を設けているところであります。
今後もこうした取り組みにより市民への周知および開館に向けた機運醸成を図ってまいります。
次に、パッサウ姉妹都市提携35周年訪問についてであります。
10月20日から26日まで、ドイツ・パッサウ市の招聘を受けて、姉妹都市提携35周年記念式典等に出席するため、市民訪問団65名とともに、同市を訪問してまいりました。
2009年の提携25周年の際に同市を訪問して以来、10年ぶりにユルゲン・ドゥッパー市長とお会いし、これまでの交流を振り返るとともに、今後の交流について広く意見を交換いたしました。
滞在中は、姉妹都市提携35周年記念式典に出席したほか、両市の市民で構成された合唱団によるコンサートや、日本や秋田の文化や物産を紹介するイベント「秋田デイ」を開催するなど、多くのパッサウ市民の皆さんと交流することができました。
今後も、パッサウ市や両市の市民交流団体と連携の上、さらなる交流の発展に努めてまいります。
次に、イージス・アショアについてであります。
今年8月に、防衛省職員から再調査に関する説明があった際、配備候補地の総合的な評価に当たっては、住宅地等からの距離が重要な考慮要素になると考えているとの回答を得たところでありますが、県とともに、改めて河野防衛大臣に対し、住宅地等からの距離を重要な基準に位置づけ、候補地の選定そのものをゼロベースで行うことや、配備に直結する手続を強行しないことなどを申し入れたいと考えており、日程調整を進めているところであります。
現在、防衛省では、秋田県、青森県および山形県内の国有地における遮蔽条件やインフラ条件等にかかる委託調査を実施しており、先般、こうした調査について技術的見地から検証を行うための外部有識者で構成する専門家会議も設置されております。
本市としては、適地調査も振り出しに戻ったものと受け止めており、引き続き、防衛省の調査を注視するとともに、県との連携を密にしながら対応してまいりたいと考えております。
次に、今冬の除排雪対策についてであります。
今月19日に、庁舎3階に秋田市道路除排雪対策本部を設置しました。
昨冬は、一部の地域において、一時的に積雪量が増加したものの、その後の気温の上昇などにより、例年よりも早く雪解けが進み、市街地では降雪量が平年の4割程度とかなり少なくなりました。長期予報では、今冬は比較的温かく、降雪量も平年並みか少ない見込と予測されておりますが、昨今はこれまでの想定を超える自然災害が発生する傾向もありますので、様々な気象状況を念頭に、迅速な対応に努めてまいりたいと思います。
今冬も市民の皆様のご理解をいただきながら、秋田市ゆき総合対策基本計画に基づき、市民、委託業者、行政が一体となった道路の除排雪を実施し、市民生活の安全安心の確保に取り組んでまいります。
私からは、以上であります。
AAB
イージス・アショアに関して、なかなか大臣への申し入れの日程調整がつかないということですけれども、市として今どのようなお考えでしょうか。
市長
我々としては、一刻も早く思いを伝えたいという気持ちがありますが、一方で国の平和的な、あるいは国防に関する状況を考えますとね、GSOMIAであったり日米、米韓、日韓こういった部分、それから中東における自衛隊の派遣等々の問題についても、やはり今かなり緊張が高まっていますし、国会においてもその辺が議論されている最中でありますので、そこをやはり考慮しなければいけないという思いは私自身持っております。
ですからまずは、県と調整しながら、ぜひ防衛大臣にお会いして直接申し入れをしたいという気持ちには変わりありませんので、今はまだ臨時国会開会中でありますけれども、その旨は県を通じながら防衛省のほうに、日程調整をしていただけるように、引き続き要請してまいりたいと思っております。
AAB
相手もあることですので、難しいとは思うのですけれども、少なくてもいつ頃までにでしょうか。年内は厳しそうという声も聞こえますが。
市長
臨時国会、我々も市議会、県は県議会もありますので、その辺を踏まえながら、相手もあることなので、逐一調整を図っていきたいと思います。
AAB
ありがとうございます。
日経
先程、企業進出の状況をご説明いただいたんですが、条例の改正案の中にありますチャレンジオフィスあきたについて、改めて中心部に移転する意義と、これがもたらすであろう効果についてご説明いただけますか。
市長
企業誘致にあたっては、今、駅前あるいは中心市街地に企業の誘致先も決まって、オフィスが入ってきました。やはり1つは利便性ですね。交通の利便性等によって非常に採用しやすくなったという声も聞こえておりますから、そういう点では秋田市の中心市街地に移転することによって、採用のしやすさも出てくると思いますし、また秋田市にとりましても中心市街地の活性化に貢献するものと考えております。
日経
ありがとうございます。
NHK
イージス・アショアに関してですけれども、知事が昨日上京して、その際、記者団に対し少なくとも国会が終わる9日以降になる可能性が高いという見方を示していますけれども、市長も同じ考えでよろしいのでしょうか。
市長
私もそう思いますね。
NHK
県市連携文化施設の名称なんですけれども、いろいろ物議を醸した名称なんですけれども、市長としてこの名称で決まったことについてどのようにお考えになりますか。
市長
まずは、文化団体等の皆さんに意見をお聞きしたところ、親しみやすいということでですね、これでいきたいということでありますから、私としてもこの意見を尊重して、愛称も募集するということでありますので、まずは条例として正式名をこのように決めて、なおかつ愛称等を募集することによって、より県民市民の皆様に親しみを持たれるようにしていきたいと思います。
河北
フィジー代表ラグビーの件なんですが、改めて今回秋田市ではなかったということでどのようにお考えでしょうか。
市長
私共は、フィジーのラグビー協会の方とは、かなりのやり取りをさせていただいて好感触を持ってたわけでありますけれども、今回のオリンピックの合宿については、フィジーのオリンピック組織委員会がラグビーだけではなく、他のオリンピック出場種目のすべてについて、大分で決めたということでありますので、それはそれで尊重したいと思います。けれども、今まで培ってきたフィジーラグビー協会とのパイプもありますし、今まで積み上げた友好もある中で、フィジーラグビー協会からは、事前合宿ではなくその前のキャンプを秋田でどうかという話はいただいておりますが、それも予算が伴いますし、7人制ラグビーが秋田で合宿することによって、日本の代表チームが事前にこちらで試合をしてくれるかなど、いろいろとそのようなことが考えられるのかどうかも含めて、これから煮詰めていきたいなと思っております。
河北
秋田市での事前キャンプについて、いつ頃やりたいなど、まだ具体的な話にはなっていないのでしょうか。
市長
日程的な調整になると連休明けぐらいになるのかな。そのあたりも含めながら、フィジーの男性だけなのか女性なのか、そしてまた単なるキャンプなのか、それに伴う対外試合とか、そういったものを組めるのかどうか、こういったことも検討しながら費用対効果の面もありますのでね、これから煮詰めていきたいと思います。
河北
わかりました。ありがとうございます。
魁
フィジーの今の話ですけれども、今回のワールドカップで非常に市民の皆さん、練習試合とか交流事業を楽しまれたというのもありましたけれども、やはり今度のオリンピックに関して盛り上がるきっかけがあればいいなとは思うのですけれども、受け入れに関して市としてはどのようにお考えでしょうか。
市長
受け入れに関して、フィジーの7人チームなので、おいでになるとしてもキャンプでせいぜい20人くらいになるのかな。ただ男子だけの7人制なのか、女子の7人制なのか、両方なのか、それによって単なるキャンプだけではちょっとね。3日か4日の期間しかやりませんので、市民との交流が図れるのかどうか。また、フィジーは前のオリンピックで優勝していますから、フィジーがこちらにおいでになるとすれば、全日本あたりがやりたいと言うかもしれませんしね。そういったことも含めて、協会との連絡調整など、煮詰めきれるかどうか。そのあたりも見ていきたいなと思っております。
魁
全種目でやりたいという話は、秋田市には入ってなかったのですか。
市長
なかったですね。もとからラグビーという思いがありましたので、現在決まっているのも男女のラグビーだけですよね。前回は50数名、ボクシングとかいろいろあったようですけれども、ラグビー協会ではなくてオリンピック協会の意向が強かったということでしたので、非常にそちらは残念だと思っております。
魁
向浜の日本製紙秋田工場から排出される、煤煙と臭いに関して、北部地区中心に今までにないくらい多く苦情が相次いでいるわけですけれども、そこに関して市長はどのように受け止めていらっしゃいますか。
市長
当然、企業の危機管理として、そういう故障の起きないように配慮していただきたいと思っていますし、その都度、そういう事案が発生した場合には、市として適正な指導をさせていただいていますので、その辺は真摯にとらえて万全の対策で対応を取っていただきたいと考えております。
魁
季節が変わって風向きも変わったりとかで、気になる日は減ったように思うのですけれども、実際に健康被害がないのかとか、なぜこうなったのかとか説明を企業側に求めたいという声を非常に私自身も聞いているのですけれども、市としても不安解消改善策の報告を求めているようですが、特に動きはないようですが、そこに関してはどうなんでしょうか。
市長
今、担当のほうで検討されていると思いますので、その結果を待ちたいと思っております。
魁
まずは、きちんと対応してほしい。ということでよろしいですか。
市長
はい。
魁
イージス・アショアに関してですが、昨日知事のほうが官房長官とお会いになって、ゼロベースでの検討、住宅地からの距離を考慮して安全対策を示してと、運用上の疑問への回答、この3つ要請されていましたけれども、市として今度大臣に会われるときに、申し入れる内容としてお考えになっている部分、具体的にあれば教えていただきたいのですが。
市長
いや、全く同じですね。煮詰めていますから。ただ、いずれにしても官房長官がそういう発言をされるということは、防衛省からは住宅地からの距離を今後判断する材料の最重要課題として、その項目を受け止めるという回答をいただいていましたから、そのことが内閣府のほうにもですね、届いたな、というふうに受け止めているところです。
魁
非公式ではありましたけれども、知事と官房長官の面談の中で、住宅地を考慮するという話を知事にされたというのはひとつ・・・
市長
我々とすれば、私共の声が官邸のほうにも届いたなというふうに受け止めておりますので、防衛省のほうとしてもその辺は防衛省だけの対応ではなくて、官邸もそのように考えているということで、非常に重い発言だと思っております。
毎日
イージスは15日の衆議院安全保障委員会でも河野大臣が様々なことでゼロベースということで、新屋以外の国有地の可能性は否定しなかった、それに関して市長はどのように受け止めていらっしゃいますか。
市長
まず、我々はずっと住宅地から近いと、再度、国有地、民間地とも言いましたけれども、最低でも国有地を再調査すべきだということで、再調査することになりました。そういった中で住宅地から一番近いわけですよね。ですからそこを基準に4項目の中の基準に1つとらえるということを明確に言った以上は、やはり常識で考えますと、そこは除外されるのが普通ではないのかなと思いますが、これから調査に入るとのことですから、住民の距離だけではありませんので、住民の安全対策といったものが、きちんと成されるのかどうかも含めて、その回答は待ちたいと思っております。
毎日
昨日、武器見本市でレーダーを見たという報道もありましたけれども、あれに関してはどのように思われますか。
市長
それはですね、私としてはコメントしようがないので、大臣としての任務の一環だったのかなと思いますね。
毎日
フィジーに関してショートキャンプっていうのは、オリンピックの組織委員会からはやってもいいということは、日程というものはあるんですか。事前合宿と何が違うのか、よくわからないのですが。
市長
私の知っている範囲では、事前キャンプというのはオリンピックの直前のキャンプになるかと思うのですが、その前に、例えば強化試合をする、日本の気候に慣らしていきたいと、こういった部分については各国の競技の判断で実施できるということなので、直前ではないので。ですから、シーズンのどの辺になるのかも含めた調整と、そうなった場合、どういうものが組めるのか。向こうから提案を受けているのは4日間くらいでありますから、それでどういうものができるのか、あるいはこちらの費用の負担もありますので、そういったものを勘案しながら、総合的に市だけではありませんので、県と秋田県のラグビーフットボール協会とも打ち合わせしながら、その受け入れについて判断をしていきたいと思っております。
毎日
20年何月くらいという話はあったのですか。
市長
オリンピックの前ですから。我々の要望はありますけれどね。
毎日
要望としては?
市長
連休明けくらいにはどうだろうか。5月の連休明けですね、オリンピックの前と連休明けの間くらい。
毎日
費用対効果と先程おっしゃっていましたけれども、この前の事前合宿で、費用対効果って算出してますか。
スポーツ振興課長
算出しております。
市長
波及効果的なものは、あとで担当課に聞いてください。
毎日
はい。ありがとうございます。
朝日
桜をみる会が報道されていますけれども市長には招待状、届いてなかったですか。
市長
届いていません。
朝日
秋田市の幹部でも呼ばれた方はいらっしゃらないですか。
市長
いや、そこは私も調べてもおりませんし、聞いたことはないですね。
朝日
いろいろ問題点や、疑問点が出ていますけれども、市長はあの会については、どう受け止めていらっしゃいますか。
市長
基本的にその範囲が厳格であるべきであったろうと、それが安易に広げられていったという部分についての深い洞察の議論がなかったのでは。従ってずるずると増えていってしまったということについては、やはり公費が出ていますから、その辺は厳格にきちんと運用されるべきものと思います。
河北
ブラウブリッツのスタジアムについてなんですが、県との話し合いが継続されていると思うのですが、どこか有力な候補地といいますか、どういう進捗状況でしょうか。
市長
今のところ、秋田大学あるいはプライウッドさん等々に聞き取り調査をして、例えば建設が可能であればそういう経営体系はどうなるのかとかですね。土地を売るのか、貸してもらえるのか、そういったことを含めて調査を進めていると聞いておりますので、遅くとも年度内には、その3つの候補地がありましたので、そちらについての結論を出させていただきたいなと思います。
河北
八橋に関しては、何か新しい代替地の提案などはなかったのでしょうか。
市長
今のところ具体的には聞いておりません。
河北
八橋については、秋田市としては同意できないという姿勢については変わらないのでしょうか
市長
今のところの提案であれば、今までどおりの、同意できないという見解です。
河北
わかりました、ありがとうございます。
魁
チームのほうは残念ながら昇格できない状況で、春先にかけてナイターを付けたりしましたけれども、残念ながら来年J2に上がれない状況ですが、市としてどうでしょうか。
市長
頑張ってほしいと思いますし、J2に上がってほしいと思いますが、それはやっぱりなかなか勝負の世界ですから、しかもプロの世界ですから一朝一夕にはできないのも承知していますので、今回だめだから応援しないということではなくて、今回だめだからこそ来期に頑張ってほしいとエールを送っていきたいと思います。
魁
チーム状況に関わりなく、スタジアムの議論というのは市としては進めていくということでしょうか。
市長
粛々と進めてまいりたいと思います。
魁
先程も質問もありましたけれども、代替地の提案というのは例の2つ断ってから、県からきていないということでよろしいでしょうか。
市長
正式な打診はないというふうに思っていますね。今のところ特に具体的なものはきておりません。
魁
スポーツ科学センターと勝手に言っていて、終わっている状況と思ってよろしいのでしょうか。
市長
まあ、そういう状況でしょうね。提案はされていない。聞こえてきたとしてもね、その代替案はどうなのかとかそういったものがその背景にないと、それは正式には取り上げられないというふうには考えますね。
魁
知事のほうはのんびりできないので年内にはという話と、3カ所とも難しいのであれば、秋田市が主導権を持って建設地の検討を進めるべきだというお話されていますけれども、そこに関してはどうでしょうか。
市長
遅くても年度内、早ければ年内になるかもしれませんが、粛々と条件を詰めながら判断をしていきたいと思います。
魁
今の状況ですと、3つとも難しいとみられるんですが・・
市長
今聞き取り調査をしてるようですので、県と市で委員会を立ち上げていますから、その議論の推移をみたいと思っております。
ABS
国保連のミスに関してなんですが、市長はどう受け止めていらっしゃいますか。
市長
そうですね、あれは重いですよね。ですから、事務的なミスとはいいながらも非常に遺憾だと思っています。ただその件について我々の負担も約6億ほどあるわけでありますが、これは国あるいは県にお返しするというのが筋道だと思いますので、議会にも説明をし、財政的にも対処してまいりたいと思います。
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