令和2年2月13日の記者会見
市長の定例記者会見
幹事社:時事通信、産経新聞
市長
2月18日から2月市議会定例会が始まります。提案する案件は、ただいま企画財政部長、総務部長から説明がありましたとおり、予算案29件、条例案20件、単行案9件、追加提案として人事案6件の合わせて64件を予定しております。
最初に、今冬の除排雪対策の状況について触れたいと思います。
今冬は、12月上旬と年末年始に、一時的に冬型の気圧配置が強まったものの、寒気の南下が弱く、降雪量も平年を大きく下回っておりますが、先週からは、寒波の影響で一定の降雪があり、緊急道路や主要幹線の除雪作業を行ったところであり、現在も随時、生活道路の除雪作業を行っているところであります。
今後も状況を見ながら、緊張感を持って迅速な対応に努めてまいります。
さて、本日私からは、新年度の当初予算案につきまして、お話させていただきます。
はじめに、予算案の概要についてであります。
令和2年度は、「第3期・県都『あきた』改革プラン」に着実に取り組みつつ、計画期間の最終年度となる「新・県都『あきた』成長プラン」の総仕上げとして、同プランに掲げた施策・事業や本市の成長に必要な分野、また、喫緊の最重要課題である人口減少対策を推進するための予算として編成いたしました。
その結果、一般会計当初予算は1,396億円となり、31年度と比較して51億円、率にして3.8%の増と、過去最高の予算額になるものであります。
歳入では、市税や臨時財政対策債が減少すると見込んだ一方で、譲与税等や地方交付税の増に加え、国・県支出金や市債などの財源を活用した結果、財政調整基金・減債基金からの収支調整分の取崩しは、7年連続で10億円を堅持し、財政の健全性を確保したところであります。
歳出については、子ども施策の充実、雇用創出や起業等の支援、移住促進などの人口減少対策、あきた芸術劇場や(仮称)秋田市文化創造館の整備をはじめとする中心市街地の魅力向上、また、(仮称)泉・外旭川新駅の整備や交通系ICカード導入による公共交通の活性化など、元気な秋田市を次の世代に繋げる施策を着実に推進するとともに、第2リサイクルプラザ火災復旧や河川改修をはじめ、市民生活の安全安心の確保にも適切に対応するなど、経営資源を重点的かつ効果的に配分した予算を編成したところであります。
次に、成長戦略事業を中心とする新年度の主要な施策・事業について、ご説明いたします。
商工業の振興については、「秋田市中小企業振興基本条例」に基づき、新たに、商店街のICT環境の整備や市内中小企業の事業承継の支援を行うほか、4月に中心市街地に移転する「チャレンジオフィスあきた」を拠点に、起業に関心のある方の交流を促進し、多くの起業家の創出・育成を図るとともに、起業家のもとに専門家を直接派遣し、経営の安定化や成長のサポートを行うなど、本市経済の持続的発展に繋げてまいります。
交流人口の拡大については、「千秋公園再整備基本計画」に基づき、中央図書館明徳館前から二の丸に至る大坂への融雪設備の導入など、園内の再整備を進めるほか、国登録有形文化財である「旧大島商会店舗」を活用した(仮称)まちなか観光案内所について、11月の開所に向け工事を進めるなど、中心市街地への新たな人の流れの創出と、本市来訪者の市内滞在時間の増加に向けて取り組んでまいります。
移住の促進については、令和3年度から活動する地域おこし協力隊を来年度中に2名募集するとともに、移住後の生活をより具体的にイメージできるよう、短期滞在型の移住体験住宅の提供を開始するほか、都市の魅力を総合的かつ戦略的に発信するため、シティプロモーションに関する具体的な行動計画を策定するなど、本市への移住のさらなる促進に取り組んでまいります。
都市基盤の確立については、(仮称)泉・外旭川新駅の来年3月開業に向けて整備を進めるとともに、バス事業者が令和3年度の運用開始を目指す交通系ICカードの導入に対して支援を行うほか、「第3次秋田市公共交通政策ビジョン」の策定に当たり、将来を見据えた持続可能な公共交通ネットワークのあり方について、有識者による検討会を新たに立ち上げるなど、交通機能の充実・強化等に取り組んでまいります。
地域福祉の充実については、バス事業者による交通系ICカードの導入に合わせ、高齢者コインバスの資格証明書をICカードに移行するための費用を補助するほか、加齢に伴う心身の衰えを予防し、健康寿命の延伸等を図るため、市民サポーターによるフレイルチェックを実施するなど、高齢者の社会参加と生きがいづくりを支援し、高齢者が能力や経験、知識を十分に発揮できる社会づくりを推進してまいります。
次代を担う子どもの育成については、従来の第1子及び第2子以降の保育料無償化の取り組みに加えて、新たに、保育所等を利用する3歳から5歳までの副食費を助成するとともに、子ども福祉医療制度を拡充し、未就学児に係る所得制限の撤廃と小学生に係る所得制限基準額の引上げを行うほか、一定の要件を満たす新婚世帯を対象とした住宅購入費等の支援制度を設けるなど、子育てに係る経済的負担の軽減や子育て世代に対する切れ目のない細やかな支援の強化を図ってまいります。
文化の創造については、あきた芸術劇場の令和3年度の開館に向け、機運醸成事業や愛称の公募、大型コンベンションの誘致のためのPR活動などを進めるほか、(仮称)秋田市文化創造館の開館に合わせ、芸術文化を切り口に将来のまちづくりを見据えたソフト事業やネットワークづくりに継続的に取り組む文化創造プロジェクトを推進するなど、「芸術・文化によるまちおこし」のさらなる発展に繋げてまいります。
また、東京2020パラリンピックの事前合宿を本市で行うオランダ水泳チームと、地元の障がい児者アスリートとの交流会を開催するほか、株式会社秋田ケーブルテレビが市立体育館で来年1月から運用を開始するローカル5Gに関し、AIカメラを活用したスポーツ映像コンテンツの配信等に係る設備費の一部を負担するなど、生涯スポーツの推進を通じて、市民一人ひとりが健康や生きがいづくりに取り組める環境づくりを進めてまいります。
教育の充実については、小・中学校の計画的な修繕や改築等を行うため、学校施設長寿命化計画を更新するなど、安全安心な教育環境の充実を図ってまいります。
また、小・中学校の適正配置について、引き続き、地域ごとに統合の方向性等を検討するほか、方向性が決定した地域においては、統合の対象となる学校の保護者や地域の代表者による委員会を設置し、統合の可否の検討・決定を行うなど、将来の小・中学校のより望ましいあり方の実現に向け、着実に取組を進めてまいります。
新年度は、総合計画の各施策で定める指標の着実な達成を図るとともに、市民がまちへの誇りと愛着を育み、暮らしの豊かさを実感できるまちづくりを進めてまいります。
次に、報告事項として4点お話いたします。
はじめに、次期総合計画の策定についてであります。
令和2年度は、平成28年度にスタートした現総合計画が最終年度を迎える一方、新たな総合計画を策定する年でもあります。
現総合計画では、人口減少対策を「喫緊の最重要課題」と位置づけ、産業振興と雇用の創出、子育て施策、移住・定住の促進などに、全庁を挙げて取り組んでまいりました。
次期総合計画においても、引き続き、人口減少対策が「市政の最重要課題」との認識のもと、これまでの取組を土台として、各種施策を進化・発展させてまいりたいと考えております。
中でも、コンパクトシティを基本に地方創生を実現するためのバランスのとれた都市開発、AI・ICTなどの先端技術を活用したまちづくり、持続可能な公共交通のあり方、観光・産業の振興など、市民意識調査を踏まえた新らしい施策を組み込んでいく必要があると考えており、策定過程において、市議会や有識者、市民の皆さまの意見も伺いながら、将来を見据えた政策の方向性をしっかり示してまいりたいと思います。
次に、新スタジアムの整備についてであります。
今年度、県とともに行っている調査・研究については、現在、最終報告のとりまとめに向け、県と詰めの協議を進めております。
正式な結論は報告書でお示しいたしますが、これまでの調査から、3候補地、八橋運動公園、秋田プライウッド敷地、秋田大学敷地でありますけれども、いずれも課題があり、率直に言って3候補地とも整備は困難であると捉えております。
このため、来年度も引き続き、県と共同で調査・研究を進めることになると考えており、最終報告書には、3候補地に対する結論とともに、新たな候補地の選定のあり方を含めて、令和2年度の検討事項や進め方などを盛り込むことになると思っております。
最終報告書は、2月中にとりまとめ、議会等にお示ししてまいります。
次に、イージス・アショアについてです。
先月31日に佐竹知事とともに防衛省を訪問し、河野防衛大臣に対して申入れを行ってまいりました。
河野大臣との面談では、新屋演習場は住宅地等からの距離があまりにも近すぎ、地域住民にとっても不安であり、地元の理解は得られないということを直接お伝えしてきたところであります。
また、配備候補地の選定に当たっては、住宅地等との距離を最も重要な考慮要素に位置づけるとともに、最終的な判断をする前に新屋演習場を視察し、住宅地等からの近さをご自身の目で確かめてほしいと要請いたしたところであります。
これに対し、河野大臣からは、住宅地等との距離は非常に重要な考慮要素であり、本当の意味でのゼロベースでしっかりと検討する旨の発言があったほか、新屋演習場を視察する意向も示されました。
さらに、これまでの防衛大臣が発言されたように、河野大臣も地元首長の理解は必須であるとの認識を示されたところであり、私としては、新屋演習場は候補地から除外されるものと考えております。
次に、新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。
中国で発生した新型コロナウイルス感染症は、世界的に感染が広がり、WHO(世界保健機関)が緊急事態を宣言するなど、各国の危機感が強まっている状況にあります。
本市においても、1月31日に秋田市危機管理連絡部を設置して、全庁の情報を収集・共有し、迅速に対応できる体制としているところであります。
また、2月7日には「帰国者・接触者相談センター」を保健所に設置し、土日祝日も含め午前9時から午後9時まで開設しているほか、対象者からの相談内容に応じて24時間体制で「帰国者・接触者外来」への受診調整をする体制を整えており、市民の皆さまが不安感を抱くことがないよう、国・県と協力しながら、引き続き感染拡大の防止に万全を期してまいりたいと考えております。
最後に、一つお知らせいたします。
本市では、本庁舎における窓口繁忙期の混雑緩和および市民サービスの向上を目的として、昨年の9月議会において行政手続案内システムの構築関連予算を計上し、3月5日からでありますけれども、稼働に向けて準備を進めて来たところであります。
このシステム「秋田市くらしの手続きガイド」は、転入や転出、結婚など様々な手続を行う際に、スマートフォンやパソコンを通じて質問に答えていくだけで、必要な手続や書類、窓口等を簡単に表示させることができるものであります。
本日の午後1時から、この会場でシステムのデモンストレーションを行いますので是非ご参加ください。
私からは以上であります。
時事
当初予算の関係で来年度3期目の最終年度となりますが、この4年間、また、3期12年を通して市長のまちづくりのビジョンとして行ってきた取組は、どの程度達成できたと感じていらっしゃるでしょうか。
市長
3期目の公約でありますけれども、着手済みであったり、あるいは、すでにそれができたということが多く、特に仮称でありますけども泉・外旭川駅については1期目からの公約でありました。そういった意味では市民の皆様と約束したことについては一定の成果を見たなと思っています。なお、やはり子育てしやすい、あるいは、若い世代が住みやすい、こういったまちづくりに予算を重点的に配備してきたと思いますし、その結果、移住定住、そしてまた、産業の振興雇用の創出に向けても取り組んできた中で雇用も増えましたし、その場も少しは提供することができた。その中で、移住者も増えてきていますので、一定の取組として評価してもいいのではないのかなと思ってます。
時事
新年度の当初予算の編成に当たって、今回、選択と集中という言葉が予算書に出てくるんですけども、事業の選別や予算配分を行うに当たって重視した点をお伺いできますか。
市長
まず、やはりですね、市民の皆さんが幸せにね、感じられるようにということでは、国もそうでありますけども、全世代型保障っていうんでしょうか、高齢者に特化した訳ではなく若い世代の皆さんが生活しやすい、子育てしやすい、そういった環境を作ろうということで、まずは福祉医療の拡大、医療費の負担軽減の拡大、あるいは、今まで第1子、第2子の保育料を無償にしてきた訳でありますけども、国の制度によって3歳児から5歳児までの副食費が有料になったと。これについては県の制度を使わせていただいて、その負担も少なくするということと、あと、在宅で子育てをされてる皆さんもいらっしゃるので、そういう方たちに少しでもね、子育ての楽しみだとか、負担を軽減するとか、特に子育ての部分については充実させていただいたなという風に思ってます。後は、産業については中小企業振興基本条例に基づいて、様々な施策の中で、特に起業時から、成長時、継承について、きめ細やかな時々の補助・助成制度に関わる施策、こういったものを特に念頭に置きながら予算付けをさせていただき、新たな政策、施策を作らせていただいたと思っております。
魁
先日、弊紙の方でもお伝えさせていただいたんですけれども、都内の古美術店で佐竹家の刀が3,500万円で売られてると。市の方にも貴重な品として、秋田市の方も佐竹史料館をお持ちですので、対応もどうでしょうかという意見もあったと聞きますが、市としてはどうでしょうか。
市長
まず、佐竹史料館のコレクションの在り方なんですけども、基本的には絵画なり、秋田蘭画を中心にした、そういった部分で購入する部分があるとすれば、それは購入の機会をいただければね、買っていこうと。それで市議会にかける訳でありますけども、例えば鎧とか刀もあるんですが、これらは寄託、あるいはみんな寄贈なんですね。そういった部分の、収集の在り方、方法、方向性と、これちょっと今、多少ずれてるなと。買うことによって、その刀を、鎧を、という部分では、ちょっと今までの流れとは違うなと。それから金額もですね、3,500万円という金額で相当張るので、今まで秋田で買ってきたものがだいたい1,000万円ぐらいですのでね、そういった意味ではその金額が妥当なものがどうか、この辺も含めて検討することは有り得るかなと。ただ、値段としてはちょっと我々としては手が出ないなという、そんな感じですね。
魁
佐竹史料館の改築もこれからある中で目玉とするようなものも必要なのかなと思いますし、ふるさと納税を使われている自治体さんもあるようですけれども、そのあたり含めてどうでしょうか。
市長
お金の出し方も含めて、妥当な金額というのはちょっとわかりませんので、いろいろ研究はしてみたいと思います。
魁
実際のものを見に行かせてみようかなというところでしょうか。
市長
ちょっと、それも含めてね、どれぐらいのインパクトがあって、どれぐらいになるのかと。確かに、甲冑はあるのでね、甲冑とセットになればそれはそれなりの人を呼べるのか。それから刀剣ブームとはいうけれども、それがその一本揃えることによって、どういう効果があるのか、こういったものも慎重に検討してみなきゃいけないなと思いますし、予算的にも当初予算には計上していませんから。あっちがどれくらい待てるのかとかそういったことも、ざっくばらんに聞いてみなければいけないのかなという風に思います。
魁
わかりました。先程、新型肺炎の対策のお話ありましたけれども、秋田市の方も中国南寧市の方と交流してますし、来週にはマレーシアの方々も訪れるところですけれども、そういった交流事業等影響があるのかどうかというのと、南寧市さんの方に支援物資、検討等はどうなっているのでしょうか。
市長
まず南寧市、蘭州市は特に姉妹都市になってますので、そういった部分では医療機器、マスクを含めた医療品を、という話は直接であったり、あるいは間接であったり、秋田大学を通したり、そういう間接的な要望もありますので、マスクの在庫等がありますが、そういった中でそれぞれ各二千枚ぐらいづつ送れるのかな、ということでそれは対応するようにという話はさせていただいております。それから交流事業でありますけども、政府の方では、国の一部、省によってね、入国を拒否するというような状況がありますけれども、かといって一般のその国籍を持った人を受け入れないかというと、それはやっぱり観光等々でも来ている方々もいらっしゃいますので、国の動向も注視しながら、こちらから拒絶するという形は今のところはないと思ってます。
魁
やっぱり日本、秋田へ行くのをやめましたというケースは今のところ出てないところでしょうしね。
市長
今のところそうですね。
魁
あきた芸術劇場ですけれども、今回、市の方では予算が37億8千万あまりですけれども、こちらの方は備品関連も含めた予算計上ということでしょうか。
市長
備品はまだですね。来年度中に購入する内容は検討することにしています。
魁
大きいホールは県民会館の代替、1日800人のところが市文化会館の代替という形になりますけれども、その中で吹奏楽の団体さん等から反響版の話が出てて、県議会の答弁では入れないということですけれども、市の文化会館には大ホール、小ホールともに反響板が設置してある訳ですから、代替とすれば、当然市としては対応をしてもいいところだと思うんですけども、どうでしょうか。
市長
まず、いずれいろいろな意見がありまして、当初、それを設置するかしないかといった部分についても、検討委員会の中で話し合われてきた中で、一定の方向性が見出されたと私は思っています。ただ、言われたとおり文化会館の機能としては、そういうものがあった訳でありますから、これは県との協議になりますけども、市としては当初からの設置型ではなく、移動式等々、こういったものについては、やはり考慮する必要があるだろうと思っていますので、県と今後まだ時間がありますので協議をしてまいりたいと思ってます。
魁
イージス・アショアに関してですが、金田代議士も含めて自民党県連が大臣と官房長官の方に要望に行きましたけれども、そういった動きに対して市長はどのように見ておられますか
市長
まず、やはり政権与党の自民党、そして国会議員を含めた秋田の自民党の県連がですね、防衛大臣、そして官房長官に会われて、秋田は無理ですよと、こういう申し入れを行ったということは大変重いことだと思います。当然政府も、政権与党からそういうような申し入れがあったということは、今までとはまた違って、それは重く受け止めざるを得ないっていうんでしょうかね、私はより重く受け止めると思いますね。
魁
ぶら下がりのやり取りでは、反対か?と聞かれて、そうだ、という非常に今までにないトーンだったとは思うんですけども、その中で大臣との面談の中で、地元の首長の理解が必須だというところとありますけども、市長としても今のところは容認はできないということでよろしいでしょうか。
市長
そうですね。
魁
今後、報告が出てくると思うんですけれども、その辺のスケジュール感、大臣とのお話の中で掴めた部分等ありますでしょうか。
市長
いや、全くないですね。ただ言ったのは、忙しいでしょうけれども報告書が出て、そして最終的な結論に至る前にはご自分の目で確かめてですね、近さを実感し、きちんとした判断をしてほしいということを申し上げましたし、大臣も自分の目で確かめて判断すると言ってくださいましたので、実際見てもらえば近さっていうのは十分認識して、有り得ないだろうと思いますね。
毎日
中国の南寧市との友好都市提携について伺いたいんですけれども、今回予算に2,700万円入ってますけれども、具体的な開催時期っていうのはある程度見通しはついているのでしょうか。
市長
秋頃を目処に私が行って、向こうと具体的な今後の交流活動についての協定等々を結んできたいなと思ってますし、その時は秋田市の竿燈も、一緒に同行していただこうかと思っています。
毎日
今、新型コロナウィルスの感染がなかなか収束の見通しが立たない状況だと思うんですけれども、その辺について南寧から開催の可否にかかわることについてコンタクトみたいなことはございましたでしょうか。
市長
いや、逆に南寧市からは今、党の関係者等々、そういう人たちが秋田に来たいということを言っていますので、まだ全然、新コロナウィルスに対しての影響というのはありませんね。今後様子を見ながら適宜判断していくということになると思います。
毎日
予算案についてなんですけども、昨年、市として大森山動物園のジャイアントパンダを誘致に動き出したと思うんですが、来年度当初予算で予算措置として講じられていないと思うんですけど、パンダ誘致に関する現在の市長の方針について教えてください。
市長
まず、内容は変わってません。私としては習近平さんが国賓としておいでになるという、そういう時期、4月頃と言われていましたので、その際にそういう話があるのかなと、そんな期待感もありました。ただ、今こういう状況なので来日すらどうなるかわからないということでありますので、まず、いずれ粛々と世界パンダ会議等、中国で開催される機会がありますので、そこには大森山の園長など、そういう人たちは従来通り現地の方に行かれるだろう、という風に思って情報収集に努めてまいりたいと思います。
毎日
予算に組み込まれなかったというのは、今の日中間のコロナウィルスを含めた状況っていうものを加味したのものでしょうか。
市長
いや、それを加味したものではありません。
毎日
ブラウブリッツのスタジアムに関しては、予算案の中には全く経費として含めない認識でよろしいでしょうか。
市長
そうですね。今までは県といろいろ共同の検討委員会を立ち上げてやってきましたけども、今後は市は市、県は県、そしてそれを持ち寄りながら話し合うということで、特別改めて検討委員会を設置するということではありませんが、検討は引き続きしていくということです。
毎日
外旭川とか出てますけれども、あれがもし盛り込まれるとしたら次の総合計画においてということでしょうか。
市長
いずれ議員提案でいろいろありました。そういった部分においては次の総合計画に、盛り込めるかどうか。当然、どういう形の土地利用をするのかとも関係してくるので方向性は出していきたいとは思っています。
毎日
イージス・アショアについてですけれども、佐竹知事と市長が以前から新屋配備には無理があるという風なご発言をされてきた中で、自民党県連が昨日というこのタイミングでそういう方向性を示したという、このタイミングでっていうことに関しては何かお考えの言葉はございますでしょうか。
市長
彼らが決めたことなのでね、私がどうのこうのということはないですね。ただ、いずれ3月には結論を出すというか、調査が出てくるということですから、そういった頃合いをはかって今回、向こうに申し入れをしたのかなと思いますね。
毎日
わかりました。ありがとうございます。
魁
次の年度は市長の最終年度となりますが、4選目のお考えは。
市長
まずは任期を全うして、きちんと次に繋げられる総合計画、あるいは戦略、あるいは都市計画を作って方向性を見出していきたいなと思います。
よりよいウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
秋田市総務部 秘書課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎4階
電話:018-888-5425 ファクス:018-888-5426
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。