松くい虫の生態と防除
生態と被害状況
松を枯らす原因は体長1ミリメートルにも満たない線虫(マツノザイセンチュウ)で、健全な松の細胞を破壊して枯らします。
この線虫を松に媒介し、被害を蔓延させるのがマツノマダラカミキリ(松くい虫)という昆虫です。線虫は健全な松を枯らす役割を、カミキリ虫は線虫を健全な松へ運ぶ役割を分担していて、この二つは共生関係にあります。
秋田市の松くい虫被害は平成元年度に初めて確認され、同年に防除事業が始まりました。その後、補助事業等を活用し防除を行っています。
防除方法
現在、秋田市では「薬剤散布」、「樹幹注入」により、海岸砂防林や保安林等の公益的機能の高い松林や、市が管理する史跡や公園等の松を優先的に防除しています。
個人所有の庭木等の松については、個人での対応をお願いしているところですが、地域一体となった予防の実施と防除費用軽減を図るため、平成15年度から「松くい虫防除薬剤交付事業」を実施していますのでご活用ください。
詳しい松くい虫の生態や防除方法については、秋田県のホームページをご覧ください。
松くい虫防除薬剤交付事業
マツノマダラカミキリが枯れ松から脱出する時期に、薬剤散布の実施できる町内会に薬剤を交付します。以下の条件に該当し、実施を考えている町内会はお問い合わせください。
また、申請等については町内会長名でお願い致します。
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対象者 
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6月中旬から7月上旬までに薬剤散布を実施できる町内会。散布機械(動力噴霧器など)は町内会で用意してください。 
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対象木 
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アカマツ、クロマツ 
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対象箇所 
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樹高が10メートル以上で本数が30本以上、またはこれと同規模以上のまとまりがあり、薬剤散布の実施に住民の同意が得られている箇所。 
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交付回数 
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年1回(6月中旬から下旬まで) 
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申請期間 
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4月上旬から4月下旬まで(4月発行の「広報あきた」に掲載) 
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提出書類 
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交付申請書(様式1) 
 実績報告書(様式2)
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このページに関するお問い合わせ
秋田市産業振興部 農地森林整備課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎3階
電話:018-888-5739 ファクス:018-888-5736
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