結核予防対策
結核の集団発生について(令和6年5月1日発表)
そのため、接触者健康診断を実施したところ、これまでに発病者3名、感染者2名が確認され、結核集団感染に該当するものとして厚生労働省へ報告したところです。市民の皆様に注意喚起を図るため公表します。
なお、治療が必要な者は、全員適切な治療を受けています。
みんなに知って欲しい、結核
結核は、結核菌によって発生する我が国の主要な感染症の一つです。令和4年の新規患者数は10,235人、結核罹患率(人口10万対)は8.2で過去数年間減少傾向は続いていますが、欧米諸国と比較して未だ高い状況です。(結核研究所疫学情報センター 令和4年結核年報速報より)。いわゆる空気感染を起こし、一般的には肺の内部で増えて、咳、痰、呼吸困難などの症状を呈することが多いですが、肺以外の腎臓、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響を及ぼすことがあります。また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まったのち再び活動を開始し、発症することがあります。
結核院内(施設内)感染対策の手引きについて(情報提供)
厚生労働省健康局結核感染症課より、別紙のとおり「結核院内(施設内)感染対策の手引きについて(情報提供)」が発出されておりますので、お知らせします。
医療機関や高齢者施設、矯正施設などでの結核感染対策の基本的事項がまとめられています。
高齢者福祉施設などにおける結核対応ガイドブック(秋田県健康環境センター作成)
高齢者福祉施設、通所介護事業所などにおける結核対応ガイドブックです。
長引く咳は“風邪”…“結核”かも!?
結核の初期症状は風邪とよく似ています。
結核の初期症状は、咳や微熱など、普通の風邪とよく似ています。そのため「ちょっと風邪ぎみなだけだろう」と見過ごされてしまいがちです。
しかし、症状が続いてなかなか治らなかったり、良くなったり悪くなったりを繰り返すところが、風邪とは違います。
早期に発見されれば、薬がよく効き早く治りますが、発見が遅れると症状が重症化するばかりではなく、周囲の人に感染させてしまうこともあります。
気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
結核から身を守るための5つの方法
- 気になる症状(咳が続くなど)は医療機関や保健所へ相談しましょう。風邪がなかなか治らないとき、特に2週間以上続くときには要注意です。
- 年に一回は検診を受けましょう。症状のない結核でも胸部X線検査で発見されることがあります。
- 赤ちゃんは、生後1歳までにBCG接種をしましょう。
- 健康管理をきちんとし、結核への抵抗力を高めましょう。以前結核に感染した人は、身体の中にとどまっている結核菌が、身体の抵抗力が弱まることによって目覚める場合がありますので特に気をつけましょう。
- 結核情報に関心をもちましょう。無関心や油断は禁物です。結核の正しい情報の入手と予防を心がけましょう。
BCG接種
結核に感染しても、抵抗力が強ければ発病は抑えられます。そこで、菌に対する抗体を身体の中につくり、感染しても発病しない免疫力をつけようというのがBCG接種の目的です。
BCG接種については、生後1歳までの乳児を対象に無料で実施しております。
胸部X線検査
結核にかかっているかどうかを知るために、最も一般的に行われているのは胸部X線検査です。肺の中はほとんどが空気ですから、X線はそのまま突き抜けますが、結核の病巣はX線を一部吸収するため、影となって現れるのです。最近は技術の向上により、わずか1~2ミリメートルほどの肺結核も判別できるようになっています。結核の早期発見に極めて有効で、同時に肺がんを見つけることも可能です。
胸部X線検査については、検診車が地区を巡回します。
日程など詳しい情報は「胸部検診について」ページへ
結核の治療
結核に感染し、結核菌を排菌している場合は、指定された病院に入院し治療を受ける必要があります。また、結核に感染しても、結核菌を排菌していない場合は、通院で治療を受けることも可能です。病状により異なりますが、3~4種類の結核薬を6~9か月間確実に服用することで結核は治ります。
治療に伴う医療費は、感染症(結核)医療費公費負担制度により、患者さんの自己負担額は軽減されます。
結核医療の基準の一部改正について
令和3年10月18日付け厚生労働省健康局結核感染症課長通知(健感発第1018第1号)により,結核医療基準が改正されました。
結核指定医療機関について
結核指定医療機関は、感染症法に基づく結核の公費負担医療を担当する機関です。結核指定医療機関には、病院、診療所、薬局があり、その開設者の同意を得て指定しています。結核指定医療機関でないと、原則として結核公費負担医療を行うことはできません。
申請窓口・提出先
秋田市保健所 健康管理課 感染症・難病担当
保健所内 1階 4番窓口
- 電話
- 018-827-5250
- ファクス
- 018-883-1158
結核指定医療機関の申請・変更に関する届出様式は「申請書ダウンロードサービス」ページへ
- 申請書ダウンロード
- 結核指定医療機関指定申請書 (Word 37.5KB)
- 結核指定医療機関指定申請書 (PDF 68.0KB)
- 結核指定医療機関指定書紛失届 (Word 24.0KB)
- 結核指定医療機関指定書紛失届 (PDF 37.6KB)
- 結核指定医療機関辞退届 (Word 25.0KB)
- 結核指定医療機関辞退届 (PDF 38.6KB)
- 結核指定医療機関変更届 (Word 26.5KB)
- 結核指定医療機関変更届 (PDF 45.1KB)
結核発生届や感染症(結核)医療費公費負担申請書などのダウンロードは下記へ
- 結核発生届 (PDF 129.5KB)
- 結核患者入院届 (Word 30.5KB)
- 結核患者入院届 (PDF 66.3KB)
- 結核患者退院届 (Word 32.0KB)
- 結核患者退院届 (PDF 70.4KB)
- 感染症(結核)患者医療費公費負担申請書 (Excel 806.5KB)
- 感染症(結核)患者医療費公費負担申請書 (PDF 284.9KB)
- 病原体又は症状消失通知書(結核) (Word 23.5KB)
- 病原体又は症状消失通知書(結核) (PDF 128.7KB)
- 結核患者についての連絡票 (Word 59.5KB)
- 結核患者についての連絡票 (PDF 86.5KB)
関連ホームページ
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このページに関するお問い合わせ
秋田市保健所 健康管理課
〒010-0976 秋田市八橋南一丁目8-3
電話:018-827-5250(感染症・難病担当)
ファクス:018-883-1158
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。