自殺対策について
守ろう大切な命
秋田市消防本部 自殺対策調査ワーキンググループ
かけがえのない命を大切に
秋田市における救急出動件数は、年間1万件を超え救急隊や医療関係者による迅速な救命処置が行われ「かけがえのない命」が救われています。
厚生労働省の人口動態統計による本市の自殺者数は、平成10年に急増し、その後増減を繰り返しながら推移しました。平成18年をピークに平成22年以降は減少傾向にあります。「かけがえのない尊い命」を守るために一人ひとりができることを考えてみませんか。
自殺の背景とうつ病
自殺は、働き盛りの男性や高齢者に多いのが特徴ですが、若年層も増えてきています。
自殺の原因は健康、経済、生活、家庭の問題など、さまざまですが、うつ病や統合失調症、アルコール(または薬物等)依存症などの「こころの病気」が大きく関わっていることが指摘されています。
うつ病は、誰もがかかる可能性のある病気です
うつ病のきっかけの多くは、誰もが経験するようなストレスによるものです。「気の持ちよう」や「こころの弱さ」から起こるものではありません。
うつ病の症状は、精神的なことよりも慢性的な頭痛や胃腸の不調など、「身体の不調」を強く自覚することも多く、うつ病にかかっていることに気づきにくいこともあります。「もしかしたら、うつ病かも・・・」と心配になったときは、医療機関や保健所、精神保健福祉センター等に相談し、早めに適切な治療を受けましょう。
うつ病を疑うサイン
過去、2週間にわたって以下のいずれかの症状が、ほとんど毎日(ほとんど1日中)続いている場合には、その項目をチェックしてみましょう。
1.気分が沈み込んだりふさぎ込む
2.興味や喜びの喪失
3.食欲の減衰(増加)・体重の減少(増加)
4.話し方や動作が普段より遅い、言葉がなかなか出てこない、じっとしていられない
5.自分は価値のない人間だと思う、自分のことばかり責める
6.思考力や集中力の減衰または決断困難
7.睡眠障害(眠れない・眠りすぎる等)
8.疲れやすい、気力の減衰
9.死・自殺について何度も考える、自殺を企てる
注:出典:うつ病高齢者のための地域ケアプログラム(第5版)より「うつ病エピソードチェック表」
少なくとも1、2の2項目いずれかを含んで、5項目以上当てはまる場合は、うつ病が疑われます。
秋田市ホームページには、相談できる窓口や精神保健に関する情報が紹介されています。
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このページに関するお問い合わせ
秋田市消防本部 救急課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 消防庁舎
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