土崎港曳山まつりについて
平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました
11月30日(日本時間12月1日)、エチオピア・アディスアベバで開催されたユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会において、「土崎神明社祭の曳山行事」を含む「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
「土崎港曳山まつり」とは
土崎港曳山まつりは秋田市土崎港に伝わる由緒あるお祭り(土崎神明社例祭)で毎年7月20日、21日の両日に行われます。平成5年に秋田市、平成6年に秋田県の無形民俗文化財として指定されました。「土崎神明社祭の曳山行事」として、平成9年に国の重要無形民俗文化財に指定されております。
毎年奉納される「曳山(ひきやま)」の台数はその年によって違いますが、最近はおおむね20数台が運行されており、秋田三大囃子に数えられる「港ばやし」にのって町中を練り歩く壮大なお祭りです。
その「曳山」の作りは剛(正面)と柔(裏面)からなり、剛(正面)の台の上に男岩、女岩一対の夫婦岩が作られ、夫婦岩の前には戦場場面などを作り、歴史上人物の迫力満点の武者人形を飾り付けられたもので壮観な曳山となっております。
一方柔(裏面)は、お囃子方が乗る櫓が設けられ、その上部にはおどけた人形を飾りつけ、その脇に、政治、経済、社会、文化を大胆な切り口で風刺した「見返し」が掲げられております。この「見返し」を楽しみに毎年訪れる人々もみられます。
一部で「カスベ祭り」と呼ばれることもありますが、この曳山祭りになると、各家庭において必ずといっていいほど、魚の「えい」(軟骨魚で体が平たく尾は細長い)の乾物を煮込んだものを一品の料理としてお膳に添え、来客をもてなす風習があることからのようです。
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