アビシニアコロブスの雅香（がっこ）と燻（いぶり）の兄弟が亡くなりました

アビシニアコロブスの雅香（がっこ）と燻（いぶり）の兄弟が亡くなりました

当園のアビシニアコロブス「雅香」（オス、5歳）が6月1日に、「燻」（オス、4歳）が2日に亡くなりました。

6月1日の朝、サル舎「天空の楽猿」のアビシニアコロブス室内展示場（寝室）で横たわっている雅香が見つかりました。
急いで園内の動物病院に運び、懸命に治療を行いましたが、残念ながらまもなく息を引き取りました。
そして、翌2日には、弟の燻が部屋の中で死亡しているのが見つかりました。

相次ぐ2頭の死亡だったため、慎重に病理解剖を行いましたが、直接死因に結びつく病変が見つかりませんでした。現在、大学にさらに詳しい検査を依頼しています。

これら2頭を含め、アビシニアコロブスの家族は皆とても仲が良く、長男の雅香は面倒見の良いお兄さんで、次男の燻は展示場を元気に走り回る姿が印象的でした。
今後は、お父さんのトリトンと末っ子のチョロギが元気に過ごせるよう、食事や環境などの面に十分気を配っていきたいと思います。

ありがとう、雅香、燻。