「視線」で楽しむ美術

「視線」で楽しむ美術
展覧会概要
「美術」と「視線」。この2つの単語から何が思い浮かぶでしょうか。作品鑑賞、つまり作品を見るという行為や、語りかけるように私たちに眼差しを送ってくる作品、私たちの視線をさりげなく誘う構図上のテクニックなど、様々な例があるでしょう。 本展では、その美術と視線の関係に注目し、「視線」をキーワードとした5つのテーマを通して約40点の所蔵品の魅力をご紹介します。
- 会期
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令和7年11月22日(土曜日)から 令和8年1月18日(日曜日)まで
- 休館日
- 令和7年12月29日(月曜日)から 令和8年1月3日(土曜日)まで
- 開館時間
- 午前10時から午後6時まで(最終入館は午後5時30分)
- 観覧料
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一般 500円、大学生 300円、高校生以下無料
注)20人以上の団体、障がい者割引および秋田県立美術館相互割引料金は、一般400円、大学生240円
注)くるりん周遊パスで観覧の場合、一般190円、大学90円
展示構成と主な出品作品
視線と感情
「熱い視線」や「視線を落とす」といった表現のように、視線と感情は密接に関わっています。ここでは目の向きが印象的な作品、私たちに視線を投げかける作品などを展示し、描かれている人・動物の気持ちと向き合います。
導かれる視線
画家は、注目してほしいモチーフや主役となる人物などがある場合、私たちが自然とそちらを見るように目立つ色を使うなど、色彩や構図を工夫して描くものです。ここでは私たちの視線を導く工夫がなされた作品を紹介します。
作者の視線
画家は肖像画を描くときモデルを観察し、モデルはその視線を一身に受けじっとしています。従って、私たちは肖像画を鑑賞するとき、画家の目になりかわってモデルを見ることができます。ここでは絵画や写真、彫刻を通して、モデルに対する作者のまなざしに思いを巡らせます。
視線を注ぐ
だまし絵やダブルイメージを含む作品は、見つめ、見方を変えると別のものが見えてくるようになります。たとえそういった仕掛けがない作品でも、観察すれば必ず新たな発見があるものです。ここではだまし絵風作品や人が小さく描き込まれた作品などを通して、じっくり観察することで得られる発見と楽しみを味わいます。
視線の先
絵の中の視線の先を辿ると、見られている対象が描かれていることがあります。それに気が付いたとき、私たちは「視線」が単なる目の向きではなく意味のある行動だったことを知り、描かれた場面やその前後の状況を思い浮かべるのではないでしょうか。ここでは視線の先をきっかけとして想像が膨らむ絵画を展示します。
全て秋田市立千秋美術館所蔵
関連事業
ギャラリートーク
日時:11月29日(土曜日)、12月20日(土曜日)
各日午後2時より30分程度
担当:千秋美術館学芸員
会場:千秋美術館2階展示室(事前申込不要、展覧会チケットが必要)
おしゃべり鑑賞デー
作品を見て感じたこと、思ったことをお互いに言葉にしながら鑑賞をお楽しみください。作品をより楽しみながらご覧頂けるガイドシートも配布します。
開催日:12月13日(土曜日)・14日(日曜日)、1月10日(土曜日)・11日(日曜日)
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このページに関するお問い合わせ
秋田市観光文化スポーツ部 千秋美術館
〒010-0001 秋田市中通二丁目3-8(アトリオン)
電話:018-836-7860 ファクス:018-836-7862
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