危険な生き物対策
危険対策
大自然の中ではすべての生き物が,自ら生存するためのさまざまな営みがくり広げられています。
野外体験活動は楽しいですが,人間がその自然の中で活動をするということは,当然危険(人間からみれば)と遭遇するときがあるかもしれません。
自分の身の安全は自分で守るためにも,安全対策を常に心がけましょう。
クマ
特徴
クマは近視系ではっきりものが見えないので近くの動くものに反応します。臭覚はすぐれていて、食べ残しやジュースの空き缶など人間の後始末の悪さがクマをよぶ原因になっています。
クマは何度か食物を獲った場所は自分のテリトリーとして学習します。そこに人間が入っていくと荒らされたとして、襲いかかることがあります。雑食性で植物質をよく食べます。
対策
クマよけ鈴、笛などを携帯します。人間の存在をクマに知らせて、未然にクマとの遭遇を防止します。
クマ撃退スプレー「カウンターアソールト」もセンターにはあります。かなり強い刺激なので使い方は十分注意が必要です。
ゴミや空き缶などの誘引物を野外に捨てない等ゴミ処理の徹底を図ります。
ヤマビル
特徴
水分の多い沢筋・対象動物の通りやすい歩道や獣道で多発します。
発生のピーク
- 6月中旬~下旬
- 8月中旬~9月中旬
前吸盤の中央にある鋭利な3枚歯で、皮膚をY字型に傷つけて吸血します
対策
靴やソックスに虫除けスプレーを塗布します。
他地域への被害拡大を防ぐために、現場から立ち去る前に衣服・自動車への付着がないかどうか確認する必要があります。
無理やりヤマビルを体からはがすと吸血部分が治りにくくなります。かまれても慌てず、塩や虫除けスプレーをかけて動きを止めてから捕ります。(捕獲か焼却)その後は救急セットで手当てをします。救急セットが必要な場合は、事前に事務室にお出でください。
スズメバチ
特徴
攻撃性が非常に強い。
対策
背を低く目立たないよう、刺激しないように離れます。
スズメバチの毒素は水にきわめて溶けやすいので、もし刺されたら流水中で傷口をつまみ上げるよう洗い、冷湿布し医療施設での受診をお勧めします。
アブ
特徴
渓流沿いの山道や山林に生息します。刃物のような口で皮膚を傷つけ、流れ出る血を吸います。
対策
予防には虫除けスプレーを用い、抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏の塗布が有効です。
ブユ(ブヨ)
特徴
渓流、小川など水のきれいな溶存酸素量の多い清流に生息します。刃物のような口で皮膚を傷つけ、流れ出る血を吸います。
対策
予防には忌避剤を用いますが、刺激されるとアレルギー反応をみます。抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏の塗布が有効です。
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秋田市教育委員会 太平山自然学習センター
〒010-0824 秋田市仁別字マンタラメ227-1
電話:018-827-2171 ファクス:018-827-2173
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