千秋公園外堀水質浄化について
外堀の水質浄化に取り組んでいます。
堀の現状と浄化計画
千秋公園の外堀は、石垣と天守閣を持たない久保田城において、城跡としての貴重な文化要素であると同時に、中心市街地に潤いを与える重要な自然要素でもあります。
これまで、水の攪拌や旭川からの取水などの改善策を講じてきましたが、長い年月に堆積された落葉などの有機物や、魚や鳥などへの餌やりなどが水質改善の停滞要因となっていました。
また、平成23年度におこなった『堀水質浄化実施設計業務委託報告書』により、旭川からの取水施設の老朽化が原因で、所定の水量を堀に供給していない事が分かり、長時間堀で水が滞留している現状も分かりました。
この現状報告を受け、平成25年度~平成26年度に千秋公園外堀水質浄化整備工事を行いました。
旭川取水ポンプについて、平成28年度と平成29年度に各1基ずつ改修しました。
水質浄化の目標
水辺の景観や水面や水への接近接触を考慮し、「透明感のあるお堀」「アオコの発生や悪臭がないお堀」を目標とします。
「透明感のあるお堀」とは・・・
目標水質を透明度・透視度・浮遊物質量で判断します。
「アオコの発生や悪臭がないお堀」とは・・・
目標水質をCOD・藻類の発生状況・臭いで判断します。
目標:透明感のあるお堀
水質項目 | 当面目標値 | 計画目標値 | 水質用語 |
---|---|---|---|
透明感 | 0.6メートル以上 | 1.0メートル以上 |
直径30センチメートルの白色円板を水中に沈め、肉眼により水面から識別できる限界の深さ |
透視度 | 25センチメートル以上 | 50センチメートル以上 | メスシリンダーに水を入れ、底部の白色円板にひかれた二重十字が識別できる限界の水の厚さを1センチメートルを1度として表したもの |
浮遊物質量(SS) | 1リットルあたり20ミリグラム以下 | 1リットルあたり10ミリグラム以下 |
水中に懸濁している直径2ミリメートル以下の不溶解性の粒子状物質のことで、枯士鉱物に由来する微粒子や動植物プランクトンおよびその死骸などに由来する有機物や金属の沈殿などが含まれます。 |
目標:アオコ発生や異臭がないお堀
水質項目 | 当面目標値 | 計画目標値 | 水質用語 |
---|---|---|---|
化学的酸素要求量(COD) | 1リットルあたり7ミリグラム以下 | 1リットルあたり5ミリグラム以下 | 有機物が水中にどのくらいあるのかの目安になります。 |
アオコ発生抑制 (クロロフィルa) |
アオコ発生抑制 | アオコ発生無し | |
臭い | 異臭がない | 異臭がない |
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水質調査の結果
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