離乳食を始める前に知っておきたいこと
離乳開始前のスプーンの使用について
通常生後5か月から7か月頃にかけて、口に入ったものを押しだそうとする反射が消え、スプーンも受け入れやすくなるので、スプーンの使用は離乳食の開始以降にしましょう。
果汁、イオン飲料について
離乳の開始前の赤ちゃんにとって最適な栄養源は、母乳または育児用ミルクです。果汁やイオン飲料を与えることで母乳や育児用ミルクの飲む量が減ったり、必要なエネルギーや栄養素が不足することがありますので、与える必要はありません。
イオン飲料については、離乳期を通して、基本的に与える必要はありませんが、体調が悪く、脱水が心配な場合には、医師の指示に従って使用しましょう。
衛生面について
赤ちゃんは、細菌への抵抗力が弱いので、調理を行う際には手洗いや食材、調理器具の洗浄や消毒などをしっかりおこないましょう。
はちみつについて
1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。ボツリヌス菌の芽胞は熱に強いので通常の加熱や調理では死滅しません。1歳未満の赤ちゃんにはちみつやはちみつ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。
食物アレルギーについて
- 発症を心配して離乳食の開始時期や特定の食べ物を食べさせることを遅らせても予防効果はありません。
- 食物アレルギーが疑われる症状がみられたら、自己判断せずに必ず医師の診断に基づいて離乳食を進めましょう。
ベビーフードについて
保護者の負担を軽減するためにベビーフードなどの加工食品をとりいれてもよいでしょう。
ベビーフードを上手に利用するために気をつけたいポイントがあります。
- 赤ちゃんの月齢や固さのあったものを選び、食べさせる前に保護者が味見をして温度や固さを確認しましょう。
- 食材の大きさや固さ、味付けなど、離乳食を手作りするときの参考にしましょう。
- 外出や旅行のとき、メニューに変化をつけたいときなど、用途にあわせて上手に選びましょう。
- 料理や原材料が偏らないようにしましょう。
- 開封後の保存には注意し、食べ残しや作りおきは食べさせないようにしましょう。
参考
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