地下水におけるPFOSおよびPFOAの指針値超過について
令和7年8月20日に実施した茨島・牛島地区の地下水調査において、一地区でPFOSおよびPFOAの指針値超過が確認されましたので、お知らせします。
なお、これらの物質は、環境基準ではないものの、人の健康の保護に関連することから河川・地下水の要監視項目として指針値50ng/L以下(PFOSおよびPFOAの合算値)が設定されています。現在は製造、使用等が原則禁止されていますが、難分解性の性質により環境中に残留しており、近年、調査を実施した都道府県および政令市の河川・地下水で検出されています。
茨島地区には、過去にこれらの物質を製造していた事業場が設置されていたことから、今年度、本市でも調査を実施したものです。
なお、上下水道局の水道水は、令和7年7月に暫定目標値未満(50ng/L以下(合算値))であることを確認しているため安全です。
調査結果について
○茨島地区 110ng/L(指針値超過)
○牛島地区 30ng/L
(値はいずれもPFOSおよびPFOAの合算値です。)
注:調査地点は民有地であり、公表しないこととしています。
対応について
飲用に係る周知
地下水飲用摂取の防止を徹底するため、指針値を超過した調査地点から半径約1km範囲内の住民に対し、町内会を通じて地下水の飲用を控えるよう速やかに周知します。また、現在の井戸設置状況を確認します。
お問い合わせ先
秋田市保健所 衛生検査課
電話:018-883-1181 Eメール:ro-hlex@city.akita.lg.jp
汚染範囲の調査
汚染範囲を特定するため、上記で確認された井戸の地下水を調査し、指針値を超えて検出された場合はさらに範囲を広げて調査を行います。また、検出された地区において次年度以降も継続して調査を行います。別途、周辺の河川も調査します。
お問い合わせ先
秋田市環境部 環境保全課
電話:018-888-5711 Eメール:ro-evpl@city.akita.lg.jp
(参考)PFOSおよびPFOAについて
PFOSおよびPFOAは、水や油をはじく独特な性質等により、泡消化剤、半導体や金属メッキなど長年にわたり幅広い用途で使用されてきましたが、環境中での残留性や健康影響の懸念から、PFOSは平成22年4月に、PFOAは令和3年10月に製造・輸入・使用が原則禁止されています。
なお、これらの物質は、令和7年6月30日付けで河川等における指針値50ng/L以下(合算値)が設定されています。(以前は暫定指針値50ng/L以下)
その他
ご不明な点がございましたら、担当までお問い合わせください。
よりよいウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
秋田市環境部 環境保全課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎3階
電話:018-888-5711 ファクス:018-888-5712
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。