芸術文化ゾーン
芸術文化ゾーンのコンセプト
秋田市中心市街地活性化基本計画(平成29年3月24日内閣総理大臣認定)で設定した「中心市街地」のうち、広小路・仲小路からエリアなかいちを経て、中土橋、千秋公園に至るまでをおおよその範囲とした「芸術文化ゾーン」。
市民や事業者と行政が連携することで、市民が日常的に集い、活動し、暮らしの豊かさを実感できる場として充実させていきます。
本市中心市街地は久保田城下の町割を基盤としており、文化施設が立地するなど、歴史と文化が積み重なった場所であることから、千秋美術館や県立美術館など既存文化施設との連携や、緑豊かで歴史ある千秋公園を背景とする立地環境をさらに活かすことにより、「芸術文化の香り高い」地域として千秋公園周辺のイメージを高めていきます。
芸術文化ゾーンを本市の歴史の象徴である千秋公園へ来街者を引き込む入口として、大町・通町との動線を意識するとともに、「エリアなかいち」との回遊性を考慮し、駅前や中心市街地全体の活性化、そして本市の一層の魅力向上につなげます。 中心市街地に文化施設機能を集積し、市民の活動環境を充実させるとともに、市民活動の活発化を図っていくものです。

歩いて楽しむ秋田のまち
秋田駅から歩いて5〜10分の範囲の芸術文化ゾーンには、千秋公園を背景として、芸術劇場や美術館、図書館などさまざまな文化施設が集まっています。
のんびり歩いて秋田の“日常”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 千秋公園イベントカレンダー
 - 芸術文化ゾーンのまちあるきマップリンク集
 - 芸術文化ゾーンのイベント情報(秋田市アートなまち歩き)(外部リンク)

 - 秋田市観光・イベント情報総合サイト「アキタッチ+(プラス)」[観る・楽しむ](外部リンク)

 - LINE公式アカウント「あきた観光パスポート」
 
芸術文化ゾーンのロゴマーク
千秋公園のお堀に浮かぶ見事なハスの花を眺めていると、どこからか、風にのって聴こえてきた心地よいリズム。
懐かしさが残る建物には、書いたり読んだり、思い思いに時間を過ごす人々の姿がある。
それは、知っているようで知らない、秋田のまちの豊かな“日常”。
芸術文化ゾーンを彩る風景をイメージして、ロゴマークを作成しました。(令和6年度)

芸術文化ゾーンの風景
秋田のまちには美しい“日常”がたくさんあります。
その中から、芸術文化ゾーンの風景も探してみてください。
秋田市営 あきた観光写真館

秋田市観光プロモーション動画「ライフ・イズ・ジャーニー」

秋田市公式インスタグラム
皆さんが見つけた秋田市の魅力を「#findakitacity」をつけて投稿してください!
中心市街地循環バス ぐるる
芸術文化ゾーンへのおでかけには、中心市街地循環バス(愛称:ぐるる)も便利です。

芸術文化の香り高いまちづくり
第14次秋田市総合計画「県都『あきた』創生プラン」の基本理念「ともにつくりともに生きる人・まち・くらし」のもと、「人と文化をはぐくむ誇れるまち」を将来都市像の一つに掲げるとともに、創生戦略を「芸術文化・スポーツ・観光による都市の魅力向上」とし、「芸術文化の香り高いまちづくりと中心市街地活性化」を重点プログラムに位置付けています。

芸術文化は、そのまちの魅力を伝える有形無形の地域資源として、地域活性化や将来を見据えたまちづくりにもつながる力を持っています。人口減少や少子高齢化が進行する中、県全体を牽引する県都としての持続的な成長と発展にも資する市民の共有財産、そして誇りとしてはぐくみ、受け継いでいこうとするものです。
今後も「芸術文化の香り高いまちづくりと中心市街地活性化」をさらに推進するため、これまでの取組や検討してきた内容を土台に、秋田公立美術大学がある本市の利点を活かしながら、市民協働によるまちづくりが日常的に行われる文化的・創造的な都市の実現を目指していきます。
芸術文化ゾーンの対象範囲

芸術文化ゾーン内の文化施設など
芸術文化ゾーンにおける公共の文化施設などの役割分担は、(1)芸術鑑賞、(2)文化創造・市民活動、(3)歴史・学びの動線を意識し、概ね以下のとおりの想定です。
芸術鑑賞
| 
 施設名称  | 
 役割  | 
 備考  | 
|---|---|---|
| 
 秋田市立千秋美術館 
  | 
【市民の芸術・文化鑑賞】 市民の美術に関する知識および教養の向上 市民文化の発展  | 
岡田謙三記念館 秋田蘭画  | 
| アトリオン(音楽ホール) | 【県民の音楽鑑賞】 芸術文化に関する鑑賞機会の提供  | 
音楽ホール(700席) (パイプオルガン有り)  | 
| アトリオン(展示ホール) | 【県民の文化活動発表、鑑賞】 芸術文化に関する鑑賞機会の提供  | 
美術展示ホール | 
| 秋田県立美術館 | 【県民の芸術・文化鑑賞の場、美術に関する教養の向上】 公益財団法人平野政吉美術財団の藤田嗣治作品展示 県民が身近に芸術を楽しみ、文化を育むことによる秋田の街、人、文化の創造と共生 
  | 
平野政吉コレクション (藤田嗣治作品を含む)  | 
| あきた芸術劇場ミルハス | 
 【県全体の文化の振興を図り、文化を創造していく中核施設】 文化創造機能、発表・鑑賞機能、コンベンション機能、にぎわい創出機能、文化情報の提供・発信機能 
  | 
 大ホール(2,007席) 小ホールA/B(リハーサル室)  | 
文化創造・市民活動
| 
 施設名称  | 
 役割  | 
 備考  | 
|---|---|---|
| アトリオン(音楽ホール)    注:再掲  | 
【県民の音楽鑑賞】 | 音楽ホール(700席) 練習室・音楽研修ホール  | 
| アトリオン(展示ホール) 注:再掲  | 
【県民の文化活動発表、鑑賞】 | 美術展示ホール 研修室 多目的ホール イベント広場  | 
| にぎわい交流館(AU) | 【市民活動の場、中心市街地のにぎわい創出の交流拠点】 中心市街地に活力やにぎわいをもたらす交流の拠点 
  | 
多目的ホール(300席) 展示ホール アート工房など  | 
| あきた芸術劇場ミルハス 注:再掲  | 
 【県全体の文化の振興を図り、文化を創造していく中核施設】 文化創造機能、発表・鑑賞機能、コンベンション機能、にぎわい創出機能、文化情報の提供・発信機能 
  | 
 創作室・研修室・練習室 情報発信スペース  | 
| 秋田市文化創造館 | 【文化・芸術・歴史をテーマとする創造・交流・活動の場】 文化創造の拠点、交流事業の展開、市民の活動の支援 
  | 
 スタジオA1・A2・A3・スタジオB  | 
歴史・学び
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 施設名称  | 
 役割  | 
 備考  | 
|---|---|---|
| 
 秋田市文化創造館  | 
【文化・芸術・歴史をテーマとする創造・交流・活動の場】 文化創造の拠点、交流事業の展開、市民の活動の支援 
  | 
スタジオA1・A2・A3・スタジオB コミュニティースペース カフェ・ショップ デッキ・屋外エリア  | 
| 秋田市立中央図書館明徳館 | 【市民の教育と文化の発展】 図書貸出し・視聴覚教材提供 アーカイブ  | 
郷土文学館 石川達三記念室 | 
| 
 秋田市立佐竹史料館 注:改築工事のため令和4年7月から休館中、令和7年10月開館予定  | 
【佐竹氏関連・藩政時代の歴史】 秋田藩主佐竹氏関連の資料展示、秋田の藩政時代の紹介 久保田城御隅櫓・御物頭御番所と連動した歴史紹介  | 
なし | 
| 千秋公園 | 【市民の憩いの場・久保田城跡】 久保田城御隅櫓 久保田城表門 御物頭御番所 胡月池 佐竹義堯公銅像 茶室「宣庵」 時鐘(鐘楼) お堀(大手門の堀、穴門の堀)  | 
日本の都市公園100選(平成元年) 日本さくら名所100選(平成2年) 日本100名城(平成18年) 日本の歴史公園100選(平成18年) 秋田市名勝(平成20年) 池坊花逍遥100選(平成27年)  | 
| あきた文学資料館 | 
 【文学資源の収集・保存・公開、県民の多彩な文学活動の拠点】 秋田の文学に関する総合的な資料保存センター、県民の文学活動・交流・楽しみの拠点、県民の学習・研究活動の場、秋田の文学館・文学資料館・文学記念館の中核施設  | 
なし | 
市民・民間事業者などとの連携については、芸術文化ゾーンの関係者がそれぞれ以下の役割を共有し、協働により取組むこととします。
| 
 取組  | 
 役割分担  | 
|---|---|
| 施設整備および既存文化施設の連携体制 | 県・市 | 
| イベントなど市民活動の支援 | 県・市 | 
| 文化活動をメインとした社会貢献活動 | 民間企業 | 
| 意識共有に基づくイベントなどの取組 | 民間事業者(商店街など) | 
民間事業者が中心となり行ったこれまでの主な取組
- 中心市街地のアート情報を一元化して発信する情報誌「秋田市アートなまち歩き。」の発行(平成28年から)
 - 周辺商店街・民間事業者と行政・文化施設との連携を図る「芸術文化ゾーン活用研究会」の設置(平成29年度)
 - 芸術文化ゾーン活用研究会の主催による「トライアル事業」(中心市街の文化施設などによる公開トークイベント)の実施(平成30年度)
 - 「秋田市アートなまち歩き。」ウエブサイト版の開設(令和3年度から)
 - 中心市街地パンフレットスタンドの設置(「ぽぽろーど自由通路」「にぎわい交流館AU」「あきた芸術劇場ミルハス」)
 - 中心市街地循環バス「ぐるる」の車内広告の活用
 
市民協働によるエリアマネジメントの視点
旧県立美術館は、「秋田市文化創造館」として再生し、芸術文化ゾーンにおける文化創造の拠点の一つとして、他の文化施設と役割を分担しながら芸術文化ゾーンの魅力を一層高めていく施設とします。
この「秋田市文化創造館」は、芸術・文化・歴史などの地域資源をいかして市民とともにまちづくりを進める「文化創造プロジェクト」の拠点に位置づけられることから、将来的には、芸術文化ゾーン全体での連携事業の展開やエリアマネジメントを担うことも検討していきます。
まちづくりの要素と関係性
コンパクトで成熟した市街地の形成と、主体的にまちづくりに関わる市民力の醸成、人の交流やネットワークをバランス良く組み合わせながら、取り組んでいく必要があります。
まちづくりの要素と関係性を整理すると次のようなイメージになります。

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