赤れんが館(旧秋田銀行本店本館)について
外観
煉瓦造2階建の建物の外部設計は、当時の秋田県技師・山口直昭によるもので、ルネサンス様式を基調としています。土台は男鹿石で、1階が白の磁器タイル、2階が赤煉瓦という紅白のコントラストが華麗で美しい外観となっています。
旧営業室
銀行時代、営業室として使用されたこのホールはトラス工法を用いて広大な吹き抜け空間を構成しています。内部設計は星野男三郎によるもので、バロック様式を取り入れたものとなっています。天井に施された石こうのレリーフは圧巻であり、各所に見られる漆喰や木彫による装飾や、ふんだんに使われている各種大理石などが壮麗な雰囲気を醸し出しています。
旧頭取室
館内には暖炉が3カ所あり、それぞれ意匠をこらしていますが、この部屋の暖炉は、紅縞石と薄雲石でつくられています。
旧書庫
昭和初期に旧金庫室とともに増築された部屋で、現在は秋田市の伝統工芸品を紹介しています。
旧金庫室
旧金庫室は、鋼鉄製の扉や窓など、部屋そのものが堅固なつくりになっています。この部屋に設置されている大金庫は、実際に銀行で使われていたものです。
階段
階段部分には国産の白大理石が使用されており、2階の廊下では明治の秋田市内の様子を写真パネルで紹介しています。
旧貴賓室
館内でもっとも贅沢な装飾が施されているこの部屋には、格天井や寄木張の床、けやきの扉には象嵌があしらわれ、柿渋染めのクロスには月桂冠をデザインした模様が手書きされています。
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このページに関するお問い合わせ
秋田市観光文化スポーツ部 赤れんが郷土館
〒010-0921 秋田市大町三丁目3番21号
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