腸管出血性大腸菌感染症について
例年夏場に多く発生します。
感染経路
主な感染経路は「経口感染」です。
- 菌に汚染された食品などを摂取することにより感染します。
- 患者の便や菌のついた物に触れた後、手洗いを十分に行わなかったことで、人から人への感染を起こすことがあります。
潜伏期間
2日から9日間(多くは2日から5日間)
症状
腹痛、下痢、血便
乳幼児や高齢者が感染した場合は重症化しやすいといわれています。
また、発症後約5%が、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重い合併症を発症すると言われており、時として死亡することもあります。なお感染しても発症しないこともあります。
予防方法
腸管出血性大腸菌は少量の菌でも感染することで知られています。
次の注意をよく守りましょう。
- 食事前やトイレの後は手をよく洗う。(石けんを使い、流水で丁寧に洗い流すこと。)
- 調理の際は食材を良く洗う。
- 調理はスピーディーに行い、長時間放置されたものを食べない。
- 十分な加熱をする。(75℃1分以上。中心部までよく加熱すること。)
- 生肉を扱うときは、とり箸と食べる時の箸を別にする。
また、牛などの家畜は腸管出血性大腸菌を保有している場合があります。
動物(牛や家畜など)に触れた後は石けんを使い、十分に手を洗いましょう。
症状のあるとき
腹痛、下痢などの症状のあるときは、早めに医療機関を受診し、便の状態などを医師に伝えてください。
自己判断で、下痢止めなどを使用すると、腸管内で菌が増殖して重症化する例もあります。
治療
水分補給に加え、下痢に対する整腸剤の使用などの対症療法が中心になります。抗菌剤の使用について医師の判断により行います。
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秋田市保健所 健康管理課
〒010-0976 秋田市八橋南一丁目8-3
電話:018-827-5250(感染症・難病担当)
ファクス:018-883-1158
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