通所型サービスの現状と見直しについて
令和3年度からの通所型サービスについて、見直しの具体的な内容などを定めた対応方針「通所型サービスの現状と見直しについて」を策定いたしましたので、内容ご了知の上、令和3年度以降の効果的な事業実施に向けてのご協力をお願いいたします。
1 令和3年度の方針
秋田市では、令和3年度から通所型介護予防事業(以下「通所C」という。)をスクリーニングの場として活用するとともに、訪問型介護予防事業(以下「訪問C」という。)の併用を原則とします。
また、通所型サービスAについては令和3年度は実施せず、引き続き検討していきます。
2 秋田市における通所型サービスの現状と課題
- アンケート調査により、従前相当の通所型サービス(以下「デイサービス」という。)を必要とする割合は28.3%であることが分かりました。このことから、多様なサービスによる対応が可能と考えられるケースは相当数あると考えられますが、移行が進んでいない現状があります。
- 通所C利用後に、「改善」の評価を受けた利用者は3割程度で、このうち76.3%は翌年度も利用していることから、サービス依存やサービス利用自体が目的化している可能性があります。
- 低単価である通所型サービスAへの参入は難しいという事業者からの声が聞かれています。
3 課題への対応策
(1) 通所Cをスクリーニングの場へ
通所型サービスを希望する場合は、原則として通所Cを利用することとし、サービス卒業後に利用者に最適なサービスを選択できるようにします。
(2) 訪問Cの併用
通所Cによる事業の効果を高めるため、リハビリテーション専門職による介護予防ケアマネジメント支援を利用している場合および地域ケア会議を実施する場合を除き、原則として訪問Cを併用することとします。
(3) 令和3年度の通所C対象者
・通所C利用希望者
・デイサービスを希望する新規、更新の申請があった事業対象者
・デイサービスを希望する新規要支援認定者(更新・区分変更を除く)
以下の状態像に当てはまる場合は、デイサービスの利用を可能とします。
- がん末期
- 進行性の疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)
- 認知症(Ⅱa以上)
- その他身体的、精神的状態に配慮した通所型サービスの利用が必要なかた
(4) 利用の流れ
- 通所Cを訪問Cと併せて(注)3か月利用
- 評価会議(事後評価・サービス担当者会議)を実施
- 利用者にとって最適なサービス(多様なサービスやデイサービス)を選択
- 通所Cを6か月まで利用した場合は地域ケア会議を実施
(注)リハビリテーション専門職による介護予防ケアマネジメント支援を利用している場合および地域ケア会議(4に示す地域ケア会議とは別のものです)を実施する場合を除きます。
4 見直し後の変更点と留意点
(1) 地域包括支援センター、ケアマネジャー
- 通所型サービスの利用希望があった場合、原則として通所Cの利用につなげてください。
- 利用者が自宅で行うトレーニングを含めた生活状況を確認し、アドバイスを行うなど、セルフケアの支援を行ってください。
- 地域の通いの場や一般介護予防事業へスムーズにつなげてください。
(2) サービス事業者(通所Cの受託事業者、デイサービス事業者)
- 今後の通所型サービスは通所Cの利用が原則になります。
- 通所Cでは、「改善」につながる効果的なプログラムを提供するとともに、「卒業」につながるよう、必要に応じてセルフケアの支援を行ってください。
- サービス利用前後の本人の評価結果を評価会議や地域ケア会議で共有し、今後のセルフケアの支援や介護予防ケアマネジメントの方針に反映させてください。
5 今後の見通し
令和4年度以降の対象者や実施の方向性については、見直し後のサービス利用実態や介護予防ケアマネジメントが通所型サービスの目的に沿って進められているか評価し、検討していきます。
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