地域の支え合い体制づくり(東大IOGとの取組)
モデル地区における地域の支えあい体制づくり
1年目は、市内に4つのモデル地区(地区単位は各地域包括支援センター圏域)を設け、地域包括支援センターを中心に住民主体のワークショップを開催しました。「自分がやりたいことから始める」「やりたいことだから続けられる」をキーワードに、地域が持つ課題や資源について把握・整理しながら情報共有を図り、コミュニティカルテの作成や、健康づくり・生きがいづくりにつながる具体的なプログラムの検討など、新たなコミュニティ活動につながる取組を行いました。
2年目はモデル地区において、新たに配置・設置された生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)と協議体の支援を中心に、地域資源の把握やネットワークの構築などの取組を引き続き行い、その成果として、公園のベンチを利用した青空サロン、自宅を開放したサロン、ウォーキング、オープンガーデンなどさまざまな活動が生まれました。また、通いの場づくりなどの新たなコミュニティ活動を市全域に広めるため、地域包括支援センター、町内会、民生児童委員など、関係団体に対する研修会等を実施しました。
このモデル地区における地域の支え合い体制づくりは、高齢者生活支援体制整備事業と連携して実施しました。
高齢者生活支援体制整備事業とは
高齢者の在宅生活を支えるため、地域住民同士の支え合いなど、多様な主体による多様な生活支援・介護予防サービスの充実が図られるよう、生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)の配置と協議体の設置を行い、高齢者を支える地域の支え合い体制を構築すること
泉地区(泉地域生活支援協議会)

泉地区では、住民同士の支え合いの仕組みづくりの一つとして、団塊シニアを対象とした集いを開催し、仲間づくりや新たな担い手育成に取り組んでいます。また、地域住民が気軽に集まることができる場として「青空サロン」が立ち上がるなど、さまざまな取組を進めています。
御所野地区(南部まちづくり応援協議会)

御所野地区は、仁井田、御野場、四ツ小屋を合わせた4地区で活動しています。「い(医)・しょく(食・職)・じゅう(住)」に関する地域支え合いマップの作成に取り組むほか、介護予防を目的として、運動や講習など豊富なメニューをそろえる「ごしょのくらぶ」は、他の地区からの参加者もあり、大変好評です。
河辺地区(ささえ愛せせらぎ協議会)

河辺地区には、町内単位で計25の集いの場(サロン)があり、それぞれ自主的な活動を進めています。このうち、15サロンでは、地域支え合いマップの作成に取り組み、地域の現状について理解を深めました。このほか、個人宅でのサロンや子どもから高齢者まですべての世代を対象としたコーヒーサロンなど、新たな集いの場も生まれています。
また、コミュニティ・ビジネス事始め講座を受講した住民が地域の祭事に赤飯を販売し、住民同士の新たな交流機会を創出しました。
雄和地区(雄和ささえあい協議会)

雄和地区では、高齢者の集いの場づくりとして、ウォーキング講習、オープンガーデン、演歌通う教室などに取り組んでおり、たくさんの方が楽しんで参加しています。また、広報紙「雄和ささえあいだより」を発行し、地域づくりに向けた意識の共有を図っています。
シンポジウムの開催
平成27年度活動報告
超高齢社会を自分らしく暮らそう 地域づくりと健幸(康)づくりを考える
- 日時:平成28年3月18日(金曜日)午前10時~12時
- 場所:中央シルバーエリア(御所野)多目的ホール
ミニ講座「自分のやりたいことが、健幸(康)と地域をつくる」
講師:東京大学高齢社会総合研究機構特任講師 後藤 純氏
- 地域包括ケアシステムと最後まで安心して暮らせる地域づくり
- 地域づくりは健康づくり・介護予防につながる
- 「つながりたいけど、しばられたくない」気軽に活動を始めるコツ
- 秋田市ならではの次世代の担い手・リーダを育てるコツ
モデル地区での活動報告「おらほの地域は、こんなとこ!」
- 地域の資源と課題を分析!5年後・10年後の暮らしとおらほの地域
- 発見、戸惑い、悩み、希望!ワークショップ参加者による報告書
意見交換「住み慣れた地域で暮らし続けるには?」
- 若い世代が自然に集まる!魅力的で新しい居場所を考える
- 心身が弱くなっても通える!ふれあいサロンを発展させる工夫を考える
- 信頼やなじみの関係をどうつくる?住民同士による生活支援サービス
- どうしたら、本人が望めば最後まで暮らせる地域になれるのか?
平成28年度活動報告
自分がやりたいこと×ささえあい エイジフレンドリーシティ
- 日時:平成29年3月24日(金曜日)午後1時30分~午後4時30分
- 場所:秋田市役所正庁(5階)
ミニ講座「エイジフレンドリーシティと人生100歳時代」
講師:東京大学高齢社会総合研究機構特任講師 後藤 純氏
- エイジフレンドリーシティという、まちづくりとして考える
- 人生100年時代に向けて
住民主体による取組紹介
- 青空サロン、コーヒーサロン、ウォーキングなど、地域の方が取り組んだことを発表
モデル地区での取組紹介
- 2年間取り組んできたことへの発見、戸惑い、悩み、希望などを生活支援コーディネーターが発表
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秋田市福祉保健部 長寿福祉課 エイジフレンドリーシティ推進担当
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電話:018-888-5666 ファクス:018-888-5667
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