職員のおしゃれとジェンダーについて
- 投稿日
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2021年1月27日
- 投稿要旨
- 先日、秋田市役所に関するニュースを見ました。業務中の女性職員の方は髪を茶髪に染めているのではないでしょうか。茶髪は男女とも「おしゃれ目的」で染めるのですが、そのハードルの高さは男性では高く、女性では低いと感じます。何故でしょうか、考えてみました。
まず、おしゃれは「自分のため」で、身だしなみは「他人のため」の行為になります。おしゃれは相手も共感するとは限らず、例えばタトゥーや腰パンは嫌悪する人が多いと思います。茶髪も以前は社会人の身だしなみとしては男女ともに普通にNGでした。今も就職活動では黒髪にする人は多く、茶髪にマイナスの印象を抱く人もいると思います。「おしゃれと身だしなみは混同されやすい」のではないか、と指摘しておきます。
また、生まれ持った「体の性別」に対し、男らしさ、女らしさといった「人が作り出した性別」をジェンダーと言い、ジェンダーは平等だとされます。国連のSDGs(持続可能な開発目標)でも目標の一つに掲げています。男女平等の考えが広がり、「お茶くみや雑務は女性の役割だ」「寿退職は女性の幸せだ」と押し付けるべきではないと言われるようになりました。「女性だからおしゃれすべき」もまた、おかしいと思わないでしょうか。
おしゃれと身だしなみの規定に男女差を設けてはいないと思いますが、人々の意識に男女差があるのではないだろうか。人は無自覚に偏った見方をすることがあり、これを「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」と呼ぶそうです。「女性のおしゃれを制限するのはかわいそうだ」「男性はビシッとするべきだ」と思っている人は多くないだろうか。茶髪は光加減で目立つことも少なくありません。職員研修などの機会を通じて、ぜひとも考えていただきたいのです。 - 回答要旨
- 本市では、職員の身だしなみについて、来庁者などの市民の皆様が不快に感じないよう配慮することを指導しており、引き続き、指導・研修を行っていくとともに、今後も多様性を認める男女共生社会を目指し、取り組んでまいります。
- 回答課
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人事課(電話:018-888-5429)
生活総務課(電話:018-888-5650)
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