令和5年度秋田市食品衛生監視指導実績

本市では、市内の食品の安全性を確保することにより、市民の健康的な生活を維持するため、毎年度「秋田市食品衛生監視指導計画」（以下「監視計画」）を定め、食品等関係施設の立入検査および食品等の収去検査などの監視指導を実施しています。
このたび、令和5年度監視計画の実施結果をまとめましたのでお知らせします。

見る・調べる（立入検査・収去検査）

施設への立入検査

重要度の高い業種（施設)から4つのランクに分類し、監視指導を実施しました。営業許可を必要とする施設(飲食店、食品製造施設など)4,028施設のうち、1,345施設の監視指導を行いました。また、営業届出を必要とする施設(給食施設、菓子販売施設など)1,967施設のうち、245施設の監視指導を行いました。

食品等の検査

違反食品の排除や衛生管理の指導のため、市内で生産、製造、流通、販売される食品等について、食品添加物、残留農薬、放射性物質、細菌等の検査を別紙のとおり実施しました。なお、検査結果が不適または不良であった食品について、衛生指導を行い改善を確認しました。

食用に供される獣畜（牛、馬、豚、めん羊、山羊）についてと畜検査を実施し、病態に応じて精密検査を実施しました。また、枝肉の微生物検査、残留動物用医薬品検査を実施しました。検査実績は別紙「食品等検査実績」のとおりです。さらに、と畜場および関連施設の外部検証を実施しました。

語り合う・教える（リスクコミュニケーション・普及啓発）

食品衛生に関する講習会・研修会を実施したほか、食中毒予防など啓発をメール、広報誌やホームページにより行いました。

食肉衛生検査所では、見学者等（3回、42人）を対象に、と畜検査の説明などを行い、食肉衛生の普及啓発に努めました。

衛生教育の実施状況

	営業者対象	消費者対象	その他対象	合計
回数	22回	0回	7回	29回
人数	1,387人	0人	82人	1,469人

啓発の状況

啓発方法	回数
広報あきた	8回
メール配信	7回
ホームページ	15回

育てる(自主的な衛生管理の推進)

食品等事業者による自主的衛生管理を推進するために、秋田食品衛生協会の食品衛生推進員による巡回指導や食品等の自主的衛生検査、食品等事業者等の腸内細菌検査等の自主的活動への助言指導を実施しました。
食肉衛生検査所では、外部検証の一環として行っている枝肉の微生物検査結果をもとに、自主的衛生管理の推進のため、助言指導を実施しました。

自主的衛生管理実施状況

項目	実績
食品衛生推進員による巡回指導(施設数）	173施設
食品等の自主的衛生検査	225件
腸内細菌検査	9,422件
食品衛生責任者新規養成講習会（受講者数）	191人
食品衛生責任者研修会（受講者数）	90人

助け合う(連携確保)

食中毒発生時や広域流通食品の違反発見時等の迅速な対応および安全な食肉を提供するために、国および他都道府県等との会議に出席して緊密な連絡調整や情報交換を行いました。

国および他都道府県等との会議等

対象	回数
国（全国）	8回
東北ブロック	6回
秋田県	6回

学ぶ(資質向上)

食品安全行政の新たな枠組みや食品衛生および食肉衛生に関する専門的知識等を習得するために国や他自治体が開催する研修会や講習会等へ参加し、資質の向上に努めました。

研修会等参加状況

対象	回数
食品衛生関係	12回
試験検査関係	7回
食肉衛生検査所関係	5回

公表資料

• 令和5年度秋田市食品衛生監視指導実績概要 （PDF 238.8KB）
• 別紙：食品等検査実績 （PDF 78.4KB）
• 令和5年度秋田市食品衛生監視指導計画