「着衣着火」に注意しましょう!
「着衣着火」が原因の火災により、死者および負傷者が発生しています。
火気の取り扱いには十分に注意し、火災を未然に防ぎましょう。
秋田市内で発生した「着衣着火」による火災事例
- 平成31年2月 建物火災 ぼや 70代女性 死亡 電気ストーブの輻射熱により、衣服に着火
- 令和元年6月 建物火災 ぼや 70代女性 重傷 仏壇のろうそくの火に接触し、衣服に着火
- 令和元年6月 建物火災 ぼや 70代女性 死亡 仏壇のろうそくの火に接触し、衣服に着火
- 令和元年12月 建物火災 ぼや 70代女性 重傷 カセットコンロの火に接触し、衣服に着火
- 令和4年9月 建物火災 ぼや 70代女性 軽傷 仏壇のろうそくの火に接触し、衣服に着火
「着衣着火」とは
仏壇のろうそく、ガスコンロの火やストーブなどに衣服が接触し、燃え移ることを「着衣着火」といいます。
多くの場合、火傷などのケガを負っており、死者も発生しています。
特に高齢者のかたが犠牲となるケースが全国的に多く見受けられます。
火災事例
- 仏壇のろうそくに火をつけ、お供え物を置こうとした際に袖口がろうそくに接触し、燃え移った。
- ガスコンロで調理中、奥に置いたものを取ろうとして衣服がコンロの火に接触し、燃え移った。
- ストーブを使用中、厚着をしていたため衣服が接触しているのに気づかず、燃え移った。
- たばこの火が衣服に落ちて、着火した。
- たき火で暖を取っていたところ、火が風にあおられて衣服に燃え移った。
「着衣着火」防止のポイント
- 火を扱う際には、裾や袖が広がっている衣服の着用を避け、マフラーやストールは外す。
- ガスコンロの周りは整理し、調理中に奥の物を取る際は十分に注意する。
- 鍋などの底から炎がはみ出さないよう、適切な火力で調理を行う。
- ストーブを使用中は、必要以上に接近せず、周囲に燃えやすいものを置かない。
- 寝たばこは絶対にしない、吸い殻は確実に消火する。
- マッチやライターは、子どもの目につかないところに保管する。
- 火が接触しても着火しにくい防炎製品(エプロン、アームカバー、パジャマ、シーツなど)を使用する。
- 高齢者のみの世帯の場合には、家族や親せきのかたが上記のポイントを確認してあげましょう。

もしも「着衣着火」してしまったら・・
- 火が小さいうちは、たたいて消火してください。
- 慌てず、風呂や台所のくみ置きの水、シャワーなどで消火してください。
- 近くに水がない場合は、走り回らず、その場に転がって消火してください。
- 負傷の程度や建物の焼損状況に関わらず、直ちに119番通報してください。
- 火傷をした場合は、救急隊の到着まで水道の流水で冷やしてください。
「着衣着火」の再現映像
nite(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が、ガスコンロによる「着衣着火」を再現した映像です。
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秋田市消防本部 予防課
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