衛生害虫(マイマイガ)
マイマイガの生態
- ふ化:4月頃
- 幼虫:期間は90日程度。若齢幼虫は、糸を吐いて垂下する習性があるので、その様子からブランコケムシとも呼ばれる。小さいうちは背面の黄褐色の大きな斑紋がよく目立つ。老熟幼虫の体長は60ミリメートル程度まで成長し、頭の前面にある黒色の八字紋や側方に張り出した褐・白色の毛束と背面の瑠璃色と赤褐色のこぶ状の突起が特徴になる。
- さなぎ:期間は2週間程度。葉間や樹幹に糸を吐き、尾端部でぶら下がるような形でさなぎ化する。
- 成虫:年1回の発生で6~7月頃に出現する。雄は、黒褐色で日中活発に飛び回る。白褐色・大型の雌は、樹幹などでじっと静止していることが多い。
- 越冬:樹などに300~400個の卵を塊状に産み、表面は灰褐色の母蛾の軟毛ですべて覆われ、この状態で冬を越す。
- 多食性で、サクラ、リンゴ、ウメ、クヌギ、コナラ、クリ、ハンノキ、ニレなどさまざまな木を食害する。森林病害虫に定められている。
駆除するには?
- 幼虫対策:幼虫を箸でつまむか、葉ごと切り落としてビニール袋に入れ、ゴミとして処理する方法や、殺虫剤を使用する方法もあります。殺虫剤を使用する場合は、園芸用のものを使用してください。ホームセンターなどで市販されている毛虫用の殺虫スプレーであれば使い勝手もよいでしょう。ただし、幼虫が発生した早い時期に行うようにしましょう。成長が進むと殺虫効果が得られにくくなります。また、毛虫の毛が気になる場合は、固着剤を使用してから作業を行うとよいでしょう。集団でいる状態が駆除に適しています。
- 成虫対策:飛んできて困る場所(壁、雨戸等)に駆除用(成虫)の殺虫剤を使用する。窓に使用する場合には、窓用を選択する。
- 卵:壁等からはがしとり、処分します。卵塊を覆っている毛が飛散する恐れがありますので、マスクやメガネの着用、皮膚を露出しない対策が必要です。
卵塊の駆除
皮膚炎について
ふ化したばかりの幼虫に触れると、皮膚の弱い方は赤く腫れたり、かゆみが伴うことがあります。
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