衛生害虫(ノミ)
ノミについて
ノミ類は、ほ乳類や鳥類に寄生して吸血する昆虫で、日本では約80種が知られていますが、ヒトの生活圏内で見られるのはヒトノミ、イヌノミ、ネコノミなどごく僅かです。
ノミの成虫は淡褐色から黒褐色で、雌も雄も吸血します。最近の吸血被害の原因種は、ほとんどがネコノミです。
ネコノミ
- 体長は、雌2~3ミリメートル、雄1~2ミリメートル、雌は吸血後、1日あたり約10個、一生で300~400個の卵を産みます。生育期間は温度によって大きく異なりますが、温かければ、卵期間、幼虫期間、蛹期間をそれぞれ約1週間程度で過ごし、1カ月程度で羽化します。
- 幼虫は吸血せず、成虫の糞やヒトや動物の皮膚の脱落物を食べます。成虫は1~2カ月吸血しなくても飢餓状態に耐えることができます。
- 幼虫の生息する場所は、野良ネコなどが休み場所の土の中ですが、飼いネコの場合は、じゅうたんや畳の下、床下のゴミの中に生息します。
- 対策としては、発生源となる所のゴミの清掃と野良ネコなどが常駐している場所への殺虫剤散布が効果があります。ゴキブリ用のエアゾール剤も利用できます。
- 本来の宿主であるネコに寄生しているだけであればよいが、ネコを追い出したりして居なくなった時にヒトが被害に遭うことが多い。
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