令和元年5月14日の記者会見
市長の定例記者会見
幹事社:河北新報、日経新聞、AAB
市長
5月21日から2日間の日程で市議会臨時会が開催されます。
提案する案件は、総務部長と企画財政部長から説明があったとおり、条例案1件、単行案3件、予算案1件のほか、追加提案として人事案1件の、合わせて6件を予定しております。
さて、5月1日、皇太子様が天皇陛下に即位され、新しい時代「令和」が幕を開けました。当日は、新時代のスタートと大安が重なったこともあり、秋田市全体で149組の方々が婚姻届を提出されましたが、大きな混乱もなく喜ばしい門出をお手伝いすることができました。新たな人生を歩き出す皆様には、美しく心を寄せ合いながら幸せを育んでいただきたいと思います。
本日は、私から4点お話いたします。
はじめに、これが秋田だ!食と芸能大祭典についてです。
春の一大イベントとして、すっかり定着した感のある「これが秋田だ!食と芸能大祭典」が、5月24日、金曜日から26日、日曜日まででありますけれども、3日間、秋田市の中心市街地で開催されます。
4回目となる今年は、昨年の15万3千人を超える16万人の来場者を見込んでおり、これまでに引き続いて、県内の食と芸能が大集結し、広小路での伝統芸能パレード、なかいち・アゴラ広場での演舞ステージ、秋田グルメ屋台など、秋田の魅力を存分に満喫できる内容となっております。
さらには、昨年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された「男鹿のナマハゲ」や「西馬音内盆踊り」がパレードに初参加するほか、秋田駅西口イベント会場が新設されるなど、これまでとひと味違った演出、イベントもお楽しみいただけるものと思っております。
全県の食と芸能が一同に集結するイベントは、全国でもなかなか例がないものと思っております。本市としましても、おもてなしの心でお客様を精一杯お出迎えし、開催を支援してまいりますので、秋田市民・県民はもとより、県外からも多数の方々に足を運んでいただき、秋田の魅力を丸ごと堪能してもらいたいと思っております。
次に、5月29日水曜日に開催する、はずむスポーツチャレンジデーについてです。
5回目の参加となる今年は、神奈川県秦野(はだの)市との対戦が決まっており、昨年の58.7%を上回る参加率で勝利できるよう、いいあんべぇ体操や、子どもが遊びながらバランス感覚などを身につけられる乗り物、ストライダー体験など、新たなイベントも加えながら、準備を進めているところであります。昨年の参加率は一昨年と比べ約20ポイント上昇しており、市民の運動習慣、健康意識が高まってきているものと捉えております。
「はずむ!スポーツ都市」を掲げる本市としましては、運動の習慣が定着するよう、引き続き様々なスポーツ施策を展開してまいります。
次に、移住定住対策についてです。
この4月から、企画財政部に「人口減少・移住定住対策課」を新設したところですが、先週9日には、東京都内で2カ所目となる移住相談窓口「秋田市移住相談八重洲センター」を開設し、移住のさらなる促進に向けて体制を充実させたところであります。この八重洲センターには、専門相談員2名と事務員1名を常駐させ、移住相談や就職支援の対応にあたっております。東京駅から徒歩約4分という条件のよい場所にありますので、東京事務所内の移住相談センターとあわせ、秋田市への移住相談に関する拠点としてPRに努めていきたいと考えております。
また、4月に「移住コーディネーター」として採用した3人目の地域おこし協力隊も市内で活動を始めているところであります。移住相談ツアーの企画・運営など、移住希望者のニーズに沿った支援や移住者同士のネットワークづくりを行い、移住者と移住希望者の不安を解消するような仕組みづくりに取り組むとともに、SNS等で秋田市の魅力や移住者の活動を発信しながら移住希望者の発掘にもつなげていきたいと考えております。
このほか、新体制のもとでは、ふるさと納税やシティプロモーションなど、市外に住む方たちに向け、秋田市の魅力を伝えていく取り組みも行うこととしており、効果的なPRに努めながら、昨年度94世帯216人であった移住者数をさらに伸ばしてまいりたいと考えております。
最後に、中国の友好都市・蘭州市への訪問についてです。
同市との交流については、これまでも3年間の友好交流の内容をあらかじめ協議し、合意した内容に基づいて実施しており、このたびの訪問では、私が蘭州市の張(ちよう)市長と2020年から2022年までの3年間の友好交流について協議し、両市の合意事項をとりまとめた友好交流合意書を締結する予定としております。
具体的には、医療・教育分野における蘭州市の研修員の本市受入れなど、これまでも継続してきた交流のほか、2022年の同市との友好都市提携40周年を記念する各種行事の実施に向けた調整などについて協議する予定であり、本日この後、秋田を発ち、18日までの日程で訪中するものです。
私からは、以上であります。
AAB
市議選も終わりまして、議会もこれから始まると思うのですが、どのように議員、議会と進めていこうとお考えですか。
市長
もちろん、市民の代表として選ばれた方々であります。そういった意味では二元制、市長と議員という立場でありますので、それはやはり様々な課題、政策について議員と意見を交わしながら、市民の安全・安心、あるいは福祉の向上等について議論を深めていけたらいいなと思っております。
AAB
その議論の中でイージス・アショアの話題について、まだまだ議論も必要だと思うのですが、改めてその点について、市長はどのように考えてますか。
市長
まずは、防衛省から5月中には、調査結果を提出したいというお話がありました。そういった中で、新しく選ばれた議員が、今までと違った内容、あるいは新たな情報、賛否についてどういう判断をなされるのか。当然住民からも様々な意見書あるいは陳情要望、請願が出されてくると思うので、その中で議員がどう判断されるのか注視していきたいと思っております。
河北
イージス・アショアの件で関連なのですが、5月中に調査結果が出るということなのですが、秋田市として何か現時点で準備されていることがありましたら、教えていただきたいのですが。
市長
秋田市として特別準備はしておりません。ただ防衛省から、総務部のほうに私の日程の問い合わせがありましたので、それを差し上げているところであり、5月中には、何らかの説明が私共にあるのだろうと思っております。
河北
以前の議会で、イージス・アショアの地元の理解という点に関して、新しい市議の判断というのも重要な要素になるというお話があったと思いますが、その点については今でもそういった考えでしょうか。
市長
そうですね。まずは議員さんがどういう判断をなさるのかというのも、私が判断する中で、一つの参考というのですかね、ひとつの判断材料として、参考にしなければいけないと思っております。
河北
わかりました。
AKT
イージス・アショアで確認ですが、穂積市長は現時点でも議会の判断が出てから、市長としての判断をするということでしょうか。
市長
まずは防衛省からの説明を聞いて、従来と同じですけれども、秋田市としてその説明が合理的なものなのか、あるいはそういう判断にきちんと結論付けできる、そういう内容なのか、そういったものを市の独自で、あるいは県と、あるいは外部の知見も必要になるのかもしれませんが、それを検証したいと思っておりますので、検証に基づき、なお且つ議会の判断も参考にするという思いです。
AKT
それは以前から変わってないですか。
市長
変わってないです。
AKT
もう一つ、先程ご説明をいただいた予算案の関係で、プレミアム商品券があったかと思うのですけども、プレミアム商品券にかかわらず、例えば全国的に転売とか、平日に売り始めなので、共働きの世帯が買えないとか、いろいろそういった課題が全国的にあると思うのですけれど、キャッシュレス化の波とかあるというなかで、今年おやりになる商品券については、何かこう新しい手立てとか、今後こういう風にしたいとかお考えというのはありますでしょうか。
市長
今のところ、プレミアム付き商品券を発行した平成27年の経験がありますが、特段の混乱もありませんでしたので、その手法を踏襲していくのだろうと。昨日、その実行委員会が立ち上がりましたので、その中で検討すると思いますけれど、まずは、商品券を買う意思があるのかどうかを確認したうえで、引換券を発行し、それを現場に持ってきてもらえば必ず買えますし、初日1日限りではなく5カ月間の期間を持っていますから、そういう中で対応できるのではないのかなと思っております。ただ、そういう危惧があるとすれば、実行委員会に申し上げて、検討はしてもらおうと思います。
AKT
狙いについては、この資料に書いてありますけれども、当然、消費する側もそうだし、昨日のニュースでも2年6カ月ぶりに全国的に景気が悪化とありましたけれど、どうプレミアム商品券によって、市の経済が良い感じに回ってくればいいかという風にお考えでしょうか。
市長
消費税導入に伴う救済措置の色合いが非常に強いわけでありまして、そういった意味では、消費税のその制度的な欠点というかですね、所得にかかわらず一律にかかってくるわけですから、それを救済するという意味があると思います。それから、この令和の新元号、新時代が始まりましたから、それを一つの契機として、景気の浮上を図りたいという、また景気が良くなればいいなという思いもありますけれども、一方で世界の経済情勢、厳しい貿易戦争等々もありますので、そういった兼ね合いの中で、一つでも切り口となれば、我々としてはありがたいなという思いでございます。
朝日
イージス・アショアの話に戻るのですが、防衛省からのお話が、十分な回答ではないとご判断された時には、さらなる問い合わせというか、質問を重ねていくということもあり得るのでしょうか。
市長
もちろん検証した中で、不備な点といいますか、さらに求めるものが必要であれば、それは指摘しますし、それについての回答も、もらうという形はとっていきたいと思います。
読売
新スタジアムについては、今年度に入ってから、県の方と担当者レベルでも何か協議のほうは進んでおりますでしょうか?
市長
担当者レベルでの打ち合わせは行っております。全体の流れとすれば、上半期の中で3つの適地が提示されましたから、それについてそれぞれの問題点があるので、その辺は検証していくと思います。できれば年内に方向性を示して、新年度には新しい方向、そういったものは打ち出していけるように、今、担当には、県との検討委員会の中でそのような方向性を出すようにという話はさせていただいております。
読売
今後の方向というか流れとしては、どうでしょうか。
市長
まず問題点を整理してもらって、それらが越えられない部分なのか、そうなった場合に他の適地が必要となるのか、そういったものも含めた検討に入っていくと思います。
共同
イージス・アショアの関係で、5月に結果が出てきまして、議論が進んでいくと思うのですけれども、その中で市長としていつ頃までに方向性などを示そうと考えておりますか。
市長
どういう形の報告書というのでしょうかね、検査結果が出てくるか、予想できません。単なる数値的なものなのか、あるいは配備等々のものなのか、後はそれに伴う自衛隊の、あるいは海上保安庁との繋がりだとか、警察との繋がりだとか、安全・安心、あるいはテロに対するその対応だとかね。どの辺まで出てくるかわかりませんので、私共は、いついつまでという風には、考えておりません。その説明を聞きながら、それにどう対応するのかということは、その説明を聞いた後に判断していきたい、考えていきたいと思っております。
共同
では、調査結果が出てきて、適地であるとか、山積みする問題がないという結果がでてきたとして、お墨付きになってしまうような感じになりそうなのですが。
市長
いや、お墨付きになろうがなるまいが、我々としてはきちんとした検証をして、市民の皆様にお知らせすると。それについても多分、市民の方々からいろいろな意見がまた出てくる可能性もありますよね。そういったことについては、また検証し、またそれについて疑義があるようであれば、防衛省のほうに再度質問していくというか、そのやり取りは何度かあろうかと思っております。
魁
秋田駅前の西口の都市計画道路についてお伺いしたいのですけれども、当初の計画よりも、かなり工事が遅れていて、先程2020年度末には工事が終える予定だと聞いていたのですけれども、工事が遅れていることについて、今どう思っていらっしゃるかということと、工事が終わった際にどのような効果が見込めるかなど、どのように考えていらっしゃいますか。
市長
まず予算的なものがあり、国に対して予算の要望等々させていただいております。都市計画決定から、長期に渡っての工事になっていますので、一日も早く完成できるように努めてまいりたいなと思っております。完成によって、西口と東口との交流がスムーズにできるようになれば、線路で分断されている傾向もより一層解消されていくだろうと思っております。
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