平成25年度 IFA招聘事業
エイジフレンドリーシティ(高齢者にやさしい都市)を推進するため、国際高齢者団体連盟(IFA)招聘事業としてカナダのマニトバ大学エイジングセンター副所長 ジム・ハミルトン氏をお迎えしました。ジム・ハミルトン氏は穂積市長を表敬訪問したほか、講師として市担当職員とエイジフレンドリーあきた市民の会との意見交換会、庁内研修会、市民向け講演会、企業関係者向け講演会をおこないました。
講師について
ジム・ハミルトン氏
ジム・ハミルトン氏はマニトバ大学エイジングセンター副所長である。
これまでWHOのグローバルエイジフレンドリーシティガイドの作成顧問や、カナダの公衆衛生局特別アドバイザーを務めたほか、健康な高齢化や高齢者にやさしい社会づくりについて、広く州や地方自治体への助言を行っている。
国際高齢者団体連盟(IFA)理事を務めている。
市長表敬訪問、市担当職員とエイジフレンドリーあきた市民の会との意見交換会
11月21日(木曜日)、ジム・ハミルトン氏が穂積秋田市長を表敬訪問した。
2人は、昨年チェコ共和国プラハで開催されたIFA高齢化国際会議において、「エイジフレンドリーコミュニティと冬」をテーマとするパネルセッションに参加しており、約1年半ぶりの再会となった。
市民向け講演会、企業関係者向け講演会概要
会場
秋田市文化会館 大会議室(秋田市山王七丁目3-1)
講演内容
市民向け講演会
11月23日(土曜日)、秋田市文化会館大会議室で、一般市民約100名に対して講演を行った。
まず、WHOが提唱するエイジフレンドリーシティのエイジは、人々が年を重ねていく際に重要な健康を示しているとの説明がされた。
途中ハミルトン氏の提案で、参加者各自が10分の休憩時間内で、建物内のエイジフレンドリーな点と、エイジフレンドリーでない点を探すというワーキングが行われた。
参加者からは、文化会館内のトイレの数が少ない、床のマットがめくれないように工夫されている、エレベーター内の表示がわかりやすいなどの意見が出された。
また質疑応答では、カナダのシェルター式バス停留所に関する情報提供や、高齢者は孤立感を強めており、人とのふれあいを求めていることなどについて意見交換がおこなわれた。
企業関係者向け講演会
11月24日(日曜日)、秋田市文化会館大会議室で、企業関係者約70名に対して講演を行った。
前日と同様、建物内のエイジフレンドリーな点と、エイジフレンドリーでない点を探すというワーキングが、途中行われた。ハミルトン氏からは、「どれも初めから悪いデザインをしようとしたわかではなく、結果的にまずい点があるということ。エイジフレンドリーを推進するためには、これまでのデザインで悪い点は修正し、新しいものを作るときは、よいデザインをすること、この2つがポイントである。」との話があった。
また、エイジフレンドリービジネスを推進することは、秋田市だけでなく、周辺地域からの買物客が期待でき、ビジネスチャンスであると説明があった。エイジフレンドリービジネスとは具体的にどのようなものか、配慮するべきポイントなどが資料で示された。
参加者からは「特別なことをするのではなく、高齢者が使いやすい、利用しやすいお店やサービスとは何かを常に考え続け、小さなことを積み上げていくことが重要と感じた。」との感想が寄せられた。
講演会チラシ
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このページに関するお問い合わせ
秋田市福祉保健部 長寿福祉課 エイジフレンドリーシティ推進担当
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎2階
電話:018-888-5666 ファクス:018-888-5667
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