若者がB型肝炎とHPVワクチンを無料接種できる助成事業を⾏ってほしい
- 投稿日
- 2023年8⽉27⽇
- 投稿要旨
- 8⽉27⽇の魁新聞で、にかほ市が今年度から若年男性がHPVワクチンを無料接種できる助成事業を始めたとの記事を読みました。私は内科の勤務医で、以前から男性にもHPVワクチン接種は必要だと思っており、国の定期接種になっていないことを残念に思っていました。今回の記事を読んで、地⽅の⼀⾃治体が国に先駆けて先進的な事業のために貴重な予算を割くという決断をしたことに、そんなことができるのだととても驚いたとともに、ぜひ秋⽥市にも⾏っていただきたいと思い提⾔することとしました。
私には娘と息⼦がおり、B型肝炎ワクチンは⾃費で⼆⼈に接種しましたが、HPVワクチンは娘だけに接種しました。息⼦に接種しなかったのは、受験⽣でスケジュール的に厳しかったことと、男性への接種は⽇本ではまだ⼀般的ではないと思ったからです。けれど紙⾯にもありましたように、HPVは男性の肛門がんや中咽頭がん、尖圭コンジローマを引き起こします。恥ずかしがって受診をためらううちに深刻な病状となることもあります。また、⾃⾝が感染予防をするということはパートナーへの感染を予防することにつながります。海外の先進国ではオーストラリアなど男⼥ともに定期接種となっている国も増えています。また、B型肝炎は成⼈で感染することは稀ですが、劇症化し死亡することもある深刻な感染症です。アジアではまだまだ流⾏しており、国際交流が活発になる中、B型肝炎に感染する若者が増加する恐れがあります。
秋⽥市で幼少期を過ごし都会へ出ていく若者も多く、ワクチン接種はその後の⼈⽣を健康に歩んでいくために⼤きな意味があります。秋⽥県や秋⽥市はすでにさまざまな少⼦化への取り組みを⾏っていますが、当事者である⼦供や若者が⼼から望む取り組みや、彼らの⼼に響く取り組みはどれだけあるでしょうか︖⼦供時代楽しかった、⼤事に育ててもらったという思い出が、故郷に帰って⼦育てをしたいという気持ちにつながるのではないかと思います。 - 回答要旨
- B型肝炎の予防接種については、平成28年に定期接種化され、1歳まで無料で接種することが可能となりました。
また、HPVワクチンの男性への接種については、国において定期接種化に向けた検討が進められております。そのため、接種費用の助成については、今後の国の動向を見ながら対応してまいります。 -
回答課
- 健康管理課(電話:018-883-1180)
内容は回答時点でのものであるため、現在と異なる場合があります。
関連情報
よりよいウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
秋田市企画財政部 広報広聴課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎4階
電話:018-888-5471 ファクス:018-888-5472
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。