令和3年度秋田市エイジフレンドリーパートナー研修会

令和4年1月27日（木曜日）、秋田市役所5階　正庁にて、エイジフレンドリーパートナーを対象とした研修会を開催しました。
高齢者にやさしい地域社会づくりの推進にあたり、ビジネスを通した地域課題の解決について学ぶことを目的に実施し、パートナー事業者・団体およびテーマに関心のある市民など、30名が参加しました。
また、当日の講演内容を一定期間視聴可能なオンライン配信には、22名の申込みがありました。

第1部　講演

第1部では、一般社団法人生涯活躍のまち推進協議会　事務局長の芳地隆之氏からオンラインでご講演いただきました。

要旨

空き家を地域交流の拠点として活用した事例や、定住促進や住民向けの居場所として改修した事例紹介の他、大学と地域の連携により、慢性的な人手不足の農家と学生アルバイトのマッチングサービスや、食品ロス削減の食堂をオープンした取組も紹介された。
また、目的がなくても、ふらっと来て過ごせる場所、普段から近所の高齢者や子どもたちが気軽に立ち寄って過ごせる空間という、新たな「居場所づくり」の大切さについても強調された。

第2部　エイジフレンドリーパートナーの取組紹介

エイジフレンドリーパートナーとしての取組状況をパートナー事業者の株式会社K＆Kメルシ（ローソン秋田駅西店）からご紹介いただきました。

要旨

ケアローソン

超高齢社会を見据え、店内に介護相談窓口やサロンスペースが併設され、通常のコンビニエンスストアの商品に加え、薬の販売や介護関連用品など、高齢者やその家族に配所した品揃えが特徴のお店。

東北では、唯一の店舗が「ローソン秋田駅西店」である。

株式会社K＆Kメルシ（ローソン秋田駅西店）の取組

・特徴的商品の品揃え（介護食、おむつなどの介護関連商品、かぜ薬などの薬）
・介護食の従業員向けの勉強会開催（店舗・相談窓口スタッフ合同の商品知識を高める）
・イートインスペースの活用（地域住民が交流、集える場所として無料で提供されており、東通地域包括支援センターを通じて、2団体の活動の場として活用）
・イベントの開催（店内の介護相談窓口「かみの里けあほっとステーション」と連携した取組として、栄養講座や体操教室などのイベントを開催）