外旭川に計画のスタジアム建設について
- 投稿日
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2024年1月25日
- 投稿要旨
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外旭川地区に計画しているスタジアム建設について、イベント業者として意⾒を述べさせていただきます。まずは秋⽥県の気象について、以下をご覧ください。
全国で天⽇数が最も多いのは宮崎県で241.5 ⽇(偏差値62 .9)。2位は⾼知県で240.1⽇。3位以下は⾹川県(237.7⽇)、愛知県(237.4⽇)、⼤分県(236.7⽇)の順。⼀⽅、最も晴天⽇数が少ないのは秋⽥県で153.4⽇(偏差値24.0)。これに新潟県(166.3⽇)、福井県(166.5⽇)、⻘森県(167.0⽇)、富⼭県(175.1⽇)と続いている。こういった晴天に恵まれない秋⽥の現状を考え、今後の秋⽥市の⽂化を繋いでいく際に⼤きく影響するのが気軽にホンモノを⾒て、目を育てるためにホンモノと接触する環境整備ではないでしょうか。私は以前、秋⽥県の国⽂祭イベントに携わり、なかいち広場で100⽇前の運営もさせていただきました。その際、フラッシュモブという秋⽥市では初めての試みを⾏いましたが、24⽇間降⾬記録が無かったにも関わらず、当⽇リハーサルの午前中に⾬が降りました。フラッシュモブでは、秋⽥県⺠歌をサプライズ演出するため、秋⽥市⽴⼭王中学校の吹奏楽の⽣徒にも協⼒いただき、その演奏と市⺠合唱が⼀体になる仕掛けでした。そのリハーサルにスコールのような⾬が降り、本番までスマホで⾬雲レーダーとにらめっこをしました。本番は⾬が上がり、サプライズは⼤成功でしたが、イベント業者が秋⽥で⼀番気にかけることが⾬天対策のリスクマネジメントです。計画しているスタジアムの構造に対して、屋根の有無に迷いがあれば⼀蹴してもらいたいと思い意⾒を述べさせてもらいます。
スタジアムの地⽅都市の運営について、⾚字が多いとよく⽿にしますが、秋⽥市の場合、屋根付全天候型となれば稼働率は⾶躍的に伸びるはずです。他市の気象の良い都市であれば屋根は必要ないかもしれませんが、秋⽥市は特別です。地球温暖化の影響から、線状降⽔帯が発⽣する確率も今後さらに⾼くなります。秋⽥沖は低気圧銀座と呼ばれているそうです。Jリーグのシーズンも冬季を外せなくなり、将来を⾒据えて欲しいと思います。施設はプロスポーツにこだわらず、少年や⻘年スポーツにも開放し、イオンとタイアップイメージを⾼めるため、イオンのスポーツ競技者の誘致や他県で屋外開催される⾳楽フェスなどを誘致するアイデアなどマネジメント⼒を発揮すれば稼働率の⾼い施設になるはずです。外旭川建設の場合は、泉外旭川駅や秋⽥駅よりショッピングセンターまでのシャトルバスの運⾏などアクセス⾯でもイオンとのタイアップで可能ではないでしょうか。
秋⽥の⼤きな課題は、若者の県外流出による⼈⼝減少であり、移住定住をささやいても即効効果に結びついていません。秋⽥市には美⼤や国際教養⼤学がありますが、⽣徒たちの⽂化の発信と市⺠とのコミュニケーション不⾜も感じ、折角の⽂化を発揮されていません。スタジアム建設には、この⽣徒たちのアイデアや制作物など発信の場も盛込んではどうでしょう。若者が秋⽥で暮らしたいと思うためには将来に対して明るい展望が不可⽋です。秋⽥県の事案ですが、新県⽴体育館の建設ヒアリングでは⼈⼝減少県だから⾝の丈に合ったサイズの体育館建設をとありましたが、若者は新県⽴体育館で⾳楽フェスや他県に⾒劣りする現在の施設をイベント会場としての期待があったと聞きます。県や市からの最近の発信はネガティブな情報が多く、秋⽥の将来を期待している若者へのメッセージとして残念でなりません。市の財政が困窮しつつあればアイデアで稼ぐ秋⽥市を目指し、若者に明るい話題を発信してこのまちで住んでみたいと思わせるイメージ作りも⼤切だと思います。都市⼈⼝30万⼈という⼤きな指標を取り戻すためにも、若者への魅⼒的な演出やメッセージは秋⽥市が存在感を発揮するためにも発信すべきだと思います。
別事案ですが、かつてEホテル施設にあった地下から3階までの商業施設もシャッター街として失われています。⼀部を若者に開放し⽂化の発信施設として再構築できないものでしょうか。新たな施設建設には相当な資⾦が要しますが、施設の再利⽤であれば可能ではないでしょうか。若者の発信の場が隣県都市に⽐べ秋⽥市には少なく、⽂化の創造やつなぎに公共の⼒が発揮できれば、秋⽥市の⽂化度は⾼まるはずです。そのようなアイデアの発信が活発に秋⽥市から聞こえてくることに期待したいです。 - 回答要旨
- 外旭川地区のまちづくりは、卸売市場の再整備と新スタジアム並びに民間施設整備を一体的に進めることによる様々な相乗効果も生かし、人口減少下にあっても、将来を見据えた官民連携によるまちづくりのモデル地区を整備し、持続可能な社会基盤の構築と交流人口の拡大による新しい活力や魅力づくりを目指すものです。 新スタジアムについては、行政が支援し、ブラウブリッツ秋田を中心とした民間の主導で整備を行うこ ととしており、令和4年度策定した外旭川地区まちづくり基本構想においては、事業パートナーやブラウブリッツ秋田からの提案に基づき、全天候型屋根付きを想定していましたが、ブラウブリッツ秋田から、実現性などを考慮し事業構想を見直しした提案があったことから、現時点では、スタジアム全体を覆う屋根や可動式フィールドは設けないこととしたものです。 現在、ブラウブリッツ秋田からの提案を受け、卸売市場の再整備により生じる余剰地への整備を、県とともに検討しているところですが、サッカー以外の競技やイベント、県民・市民の健康増進に向けた活用などもできる、年間を通して多目的利用が可能なスタジアムを目指してまいります。 また、令和5年度末に策定するまちづくり基本計画の検討過程において、大学生によるワークショップや高校生を対象としたアンケートなども実施してきたところであり、引き続き、若い皆様の意見も参考 にしながら、県やブラウブリッツ秋田とともに、新スタジアム整備の早期実現に向けて取り組んでまいります。(まちづくり戦略室)
本市では、市民文化の向上に資するための環境整備として、秋田市文化創造館、あきた芸術劇場ミ ルハス、秋田市旧松倉家住宅などを整備し、その活用に努めているところであり、高校生や大学生を含め、幅広い年代の市民の方々にご利用いただいているところです。今後も引き続き、文化を生かした魅力あるまちづくりを進めてまいります。(文化振興課) - 回答課
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まちづくり戦略室(018-888-5492)
文化振興課(018-888-5607)
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