八木山動物公園からのアフリカゾウ花子の移動について
- 投稿日
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2024年5月9日
- 投稿要旨
- お忙しい中のご対応をありがとうございます。アフリカゾウ 花⼦の⼤森⼭動物園への移動について、ご配慮頂きたく意⾒の投函を致します。ご承知の通り、ゾウは群れで暮らす動物です。研究により⼈間と同じ様に⾼い知能を持ち、悲しみ等の感情、卓越した記憶⼒を持 ち、仲間とコミュニケーションを取り 相互に助け合い 感情を分かち合いながら⽣きてゆく動物であると⽰されています。現在 群れで⽣活している花⼦ですが、計画の通り⼤森⼭動物園へ戻って来たら、以前⼀緒に繰らしていただいすけの居ないゾウ舎でたった⼀頭となってしまう事に彼⼥は耐えられるのでしょうか。豊かな感情を持つゾウにとってそれがどんなに悲惨な事であるのか想像するのも恐ろしいです。 ⽇本では未だに単独飼育されているゾウも多く居ますが、しかしそのどのゾウも置かれている⽴場は花⼦とは違います。花⼦は移動先で独りになってしまうのです。海外では単独飼育されているゾウをサンクチュアリに集める取組も多くあります。⽇本でも⼤牟⽥市動物園ではゾウを飼育していません。その様にはっきりと⽰されており、それも含めた動物福祉に基づいた飼育が評価されドキュメンタリー映画が海外映画祭で受賞しているのもご存知でしょう。秋⽥市⺠にゾウに会わせてあげたいとの思いで花⼦を所有されている事は承知しております。しかし、動物園飼育の潮流が加速度的に動物福祉ありきとなっている現在、どうか秋⽥市は 花⼦を単独飼育にするのではなく、仲間のいる動物園でその⽣涯を過ごさせる様に働きかけをお願いいたします。⽇本全国の夥しい数の動物園ファンは花⼦の移動について注目しています。どうぞ宜しくお願いいたします。
- 回答要旨
- このたびは、花子のことでご心配いただき、ありがとうございます。 花子とだいすけは、1990年に秋田市制100周年の記念として、1歳の時に秋田市大森山動物園にやってき ました。以来、飼育員が家族や仲間として接し、30年近く当園で生活してきました。花子は秋田市民にとっても大森山動物園にとってもとても大切な動物です。平成30年の花子とリリーの移動は、ペアを変えるなど環境の変化による繁殖の可能性を期待して行いましたが、残念ながらうまくいきませんでした。今回の移動につきましては、何年もかけて仙台市八木山動物公園などと協議を重ね、準備してきました。これまで、八木山動物公園と当園の職員の間で定期的に飼育技術の意見交換を行い、安全な移動のため、より客観的に健康状態を把握する方法を双方で検討し、日常の飼育管理に活かしています。現在、当園ではゾウを担当する職員が6人おり、花子が秋田に来た当時から、世話をしてきた誰よりも花子をよく知っている職員もいます。花子が秋田に帰ってきた後は、花子と関わる時間をできるだけ作り、可能な限り手厚く対応することとしています。まずはリリーと花子の移動を安全に行いたいと考えております。
- 回答課
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大森山動物園(電話:018-828-5508)
内容は回答時点でのものであるため、現在と異なる場合があります。
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