サービスの現状および評価・整備の方向(安心して生活できるように)18.建築物のバリアフリー化
建築物のバリアフリー(無障壁)化
公共施設のバリアフリー(無障壁)化
現状および評価
- 公共施設の現況
高齢者、身体障害者などが円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(ハートビル法)が平成6年9月から施行されました。これによって、病院、劇場、集会場、展示場、百貨店、旅館、飲食店、駅・空港、スポーツ文化施設、サービス業の店舗、郵便局・税務署など不特定多数が利用する建物を新たに建設する場合には、出入口、廊下、階段・エレベーター、トイレ、駐車場などを障害のある人も利用し易くするように努めることになりました。
公共施設については、近年建築されたものについては、障害のある人に配慮した整備が図られています。しかし、建築されてから年数の経ったものについては、障害のある人に配慮されていない場合が多く、平成9年の実態調査の結果からも、公共施設の改善についての要望が数多く寄せられ、早急な整備が求められています。
スロープや身体障害者用トイレのある公共施設- 秋田市文化会館、市立図書館明徳館、民俗芸能伝承館、市立体育館など
- 地域センター13カ所のうち9カ所
- コミュニティセンター単独館10カ所のうち8カ所
- 八橋老人福祉センター、中央地区老人福祉総合エリアなど
- 地域福祉推進特別対策事業
財政的に有利な財源を利用できる事業の一つとして、地域福祉推進特別対策事業があります。これは、地方公共団体が行う、保健福祉の向上を図るための基盤整備事業に財政支援をするもので、対象となるのは次のような事業です。- 障害者、高齢者にやさしいまちづくり
- 高齢者の社会参加、いきがいづくり、世代間交流促進のための施設整備
- 高齢者の健康づくりのための施設整備
- 地域の保健福祉活動の活性化のための施設整備
- 保健福祉マンパワー(人材)養成のための施設整備
- 子育て環境整備のための施設整備
整備の方向
地域福祉推進特別対策事業の一環の「障害者、高齢者にやさしいまちづくり事業」 として、障害のある人や高齢者に配慮した施設改良計画を、平成9年度から順次スタ ートしています。
- 市立病院構内スロープの融雪(市立秋田総合病院)
- 歩道への点字ブロックの設置(中央通りなど)
- 歩道の途切れ目にある段差の切り下げ(県立図書館前角など)
- 側溝蓋を目の細かいものに改良(市役所分館前など)
- 身障者用トイレの設置、改良(土崎公民館など)
- 階段のスロープ化(土崎公民館など)
- 階段への手すりの取付け(将軍野高齢者学習センターなど)
- 扉、ドアの改良、敷居などの段差解消(土崎公民館など)
- 点字表示の案内板設置、避難誘導システムの設置(千秋美術館など)
- その他
このほかの公共施設についても、県の「人にやさしいまちづくり指針」や障害のある人からの意見や要望を参考にして、施設整備を進めていきます。
また、公共施設において障害のある人に適切なサービスを提供できるように、職員の意識啓発を図っていきます。
市庁舎のバリアフリー(無障壁)化
現状および評価
市庁舎については、バス停から玄関までの点字ブロック、身体障害者用スロープ・ 自動扉・エレベーター・トイレなどの整備をしていますが、庁舎全体として、バリアフリー(無障壁)化は十分とはいえません。
また、福祉事務所の場所がバス通りから遠いので、本庁舎内に移転してほしいという要望が寄せられています。
整備の方向
市庁舎のバリアフリー(無障壁)化については、障害のある人の意見を参考にして、可能なものについては今後も順次整備を進めていきます。また、庁舎のバリアフリー (無障壁)化や福祉事務所の本庁舎への移転については、現在計画中の新庁舎の建設計画の中で重要な項目のひとつとして検討していきます。
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このページに関するお問い合わせ
秋田市福祉保健部 障がい福祉課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎1階
電話:018-888-5663 ファクス:018-888-5664
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