過去の展覧会(令和元年度)
企画展
デンマーク・デザイン
4月20日(土曜日)から6月9日(日曜日)
近年人気を集める北欧デザインの中でも、数々の巨匠を生み出し続けるデザイン大国デンマーク。とりわけ第二次世界大戦後の「ミッド・センチュリー(20世紀中頃)」にはヤコブセン、ウェグナー、フィン・ユールなどのデザイナーたちが、デザイン史に名を残す数多くの優品を作り出しました。そのシンプルな美しさと機能性、技術力に支えられた高いクオリティーは、現代に至るまで、デンマークのデザインの大きな特徴をなしています。
本展では、デンマーク・デザイン博物館の学術協力のもと、19世紀後半からミッド・センチュリーを経て現在に至る、家具類、食器類、照明器具、日用品などを一堂に展示し、世界を魅了し続けるデンマーク・デザインを紹介します。
徳川美術館名品展 尾張徳川家の至宝
前期 令和1年7月20日(土曜日)から8月8日(木曜日)
後期 令和1年8月10日(土曜日)から9月1日(日曜日)
尾張徳川家は、徳川家康の九男義直によって創始された御三家筆頭の名門大名で、名古屋城を居城として、江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇りました。愛知県名古屋市にある徳川美術館は、19代当主義親が大名文化を後世に残すことを目的として、昭和10年に開館し、尾張徳川家に受け継がれてきた什宝を所蔵公開してきました。
本展では、家康や歴代当主所用の品や三代将軍家光の娘千代姫の婚礼調度である国宝《初音の調度》など、徳川美術館のコレクションの中から選び抜いた名品111件により、尾張徳川家の歴史と華やかな大名文化を紹介します。
永青文庫所蔵 近代日本画の名作 春草『黒き猫』がやってくる!
令和元年9月21日(土曜日)から11月4日(月曜日)
永青文庫は、大名細川家に伝来し、集積されてきた文化財の保存、公開のため、昭和25年に細川護立(1883-1970)により設立された美術館です。美術蒐集家として知られる護立は、横山大観をはじめとした日本美術院の画家たちと交流を深め、彼らの活動を積極的に支援して、個性豊かなコレクションを形成しました。本展では、重要文化財の菱田春草《黒き猫》(展示期間:9月21日から10月11日)や《落葉》(展示期間:10月12日から11月4日)をはじめ、秋田出身の平福百穂《豫譲》など護立の蒐集による近代日本画の名作を中心に、熊本・細川家と秋田・佐竹家の両大名家に伝来する博物図譜の競演、さらに第79代内閣総理大臣を務めた18代当主の細川護熙氏による陶芸や絵画などを合わせた約70件を紹介します。
コレクション展
岡田謙三展
令和元年11月22日(金曜日)から令和2年1月13日(月曜日)
横浜市生まれの岡田謙三(1902-82)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)在学中の1924年にパリへ留学し、藤田嗣治らと交友を結びました。帰国後は二科会に所属し、甘美な女性像や都会的な風景画などで人気を博したが、新天地を求め、1950年、48歳の時に渡米。自ら「幽玄主義(ユーゲニズム)」と名付けた抽象画へたどり着きました。それは、当時アメリカ画壇を席巻していた抽象表現主義の影響を受けながらも、日本の伝統的な美意識や色彩感覚、自然感に基づいた静謐で叙情的な独自の絵画表現であり、国際的にも高く評価されました。
本展では、岡田謙三の画業をたどるとともに、長きにわたり親交を深めた藤田嗣治の作品や資料を併せて展示し、二人の交流など人物像にも触れながら、その芸術の魅力を紹介します。
ベストコレクション展
前期:令和2年1月25日(土曜日)から2月15日(土曜日)
後期:令和2年2月18日(火曜日)から3月8日(日曜日)
千秋美術館は、令和元年11月に開館から30周年を迎えました。前身の秋田市美術館時代から60年にわたり収集してきたコレクションは2400点を超えています。本展では、秋田蘭画と近世絵画、秋田の日本画、木村伊兵衛と秋田、岡田謙三と秋田の洋画の4部構成により、約120点を前後期で一部入れ替えて紹介いたします。
岡田謙三記念館
第1期 2月8日(金曜日)から7月3日(水曜日)
第2期 7月20日(土曜日)から11月4日(月曜日・祝日)
第3期 11月22日(金曜日)から令和2年1月13日(月曜日・祝日)「岡田謙三展」
第4期 3月13日(金曜日)から7月2日(木曜日)
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秋田市観光文化スポーツ部 千秋美術館
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