過去の展覧会(令和2年度)
企画展
岡本太郎展 太陽の塔への道
7月18日(土曜日)から9月6日(日曜日)
2018年に塔内修復を終え、半世紀ぶりによみがえった太陽の塔。これを契機に、いま岡本芸術の数々に大きな注目が集まっています。
本展は、再生を果たした太陽の塔を中核に据えながら、岡本太郎と岡本芸術の本質を考えようとする展覧会です。構想段階から完成まで、さらには再生事業までをも網羅して太陽の塔の半世紀を一望するとともに、太陽の塔誕生の舞台となった1970年大阪万博「テーマ館」を概観し、太陽の塔の全体像を浮かび上がらせます。加えて、太陽の塔の誕生にいたる道のりを振り返り、「岡本太郎はいかにして太陽の塔に到達したのか」「太陽の塔に何を込めようとしたのか」を考えていきます。
また、太陽の塔の制作にも影響を与えることとなった1957年の秋田訪問にも焦点をあて、岡本自身がシャッターを切った秋田の写真群も紹介します。
コレクション展
香りの記憶
5月15日(金曜日)から6月28日(日曜日)
私たちの身の周りにはさまざまな香りが溢れています。本展では、当館のコレクションの中から、「花の香り」「薫る風、水の匂い」「包み込む空気」というテーマで、春から夏にかけての自然を描いた絵画を中心に約30点を展示します。作品に表されたイメージから想像力を膨らませ、香りの記憶をひもときながら鑑賞していただくものです。
自然美を謳う
9月26日(土曜日)から11月8日(日曜日)
画家たちは四季の移ろいや山河の風趣を感じ取り、さまざまな表現を展開してきました。本展では、「秋田蘭画の世界」「風景画の世界」「自然とともに生きる」というテーマで、当館コレクションに特別出品を加えた約40点を展示します。描かれた自然美をご堪能いただきながら自然と人間との関係性についても思いを巡らせていただければ幸いです。
没後20年 馬場彬展
令和3年1月9日(土曜日)から2月23日(火曜日)
戦後、日本の抽象絵画の主要な作家のひとりとして活躍した馬場彬(1932-2000)。1955年に東京藝術大学卒業後、東京銀座にあった現代美術専門の貸し画廊「サトウ画廊」の運営に携わりながら、同画廊を主な作品発表の舞台として約25年間、個展やグループ展などを開催しました。1984年から2年ほど西ドイツのケルンで過ごし、1989年からは秋田市に転居し、「代表作は次なる一作」と意欲的に制作を続けました。
本展は、馬場の代名詞とも言えるグレーを基調とした油彩画を中心に、版画やコラージュ、オブジェなどを交えて、没後20年を迎えた馬場彬の約40年にわたる画業を振り返るものです。当館所蔵品に特別出品作を加えた約70点を展示し、画面ごとに異なる表情を見せる馬場のグレーの魅力をご紹介します。
美術館で学ぶ歴史人物伝~偉人から仙人まで~
3月1日(月曜日)から4月4日(日曜日)
歴史とはどのように語られ、描き継がれてきたのでしょうか。日本の絵画史上、歴史を主題とした作品は各時代に存在していますが、大きな転機が明治時代にあります。明治政府は長い間憧れを抱き、規範としてきた「中国」を離れ、かわりに「西洋」を範とする大きな方向転換を図りました。西洋美術に接し、翻って日本美術とは何なのかを模索し、その拠り所として画家たちは日本の歴史や神話に目を向け、主題とする「歴史画」が作られました。
本展では、江戸時代の故事人物画から、明治時代以降に描かれた「歴史画」まで、当館コレクションの日本画・版画を中心に約30点をご紹介します。
岡田謙三記念館
第1期 3月13日(金曜日)から7月2日(木曜日)
第2期 7月18日(土曜日)から9月6日(日曜日)「岡田謙三と廣幡憲」「岡田謙三 自然へのまざなし」
第3期 9月18日(金曜日)から12月20日(日曜日)
第4期 1月4日(月曜日)から4月4日(日曜日)
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