平成27年度 秋田市エイジフレンドリーシティカレッジ第2回リレーセミナーを開催しました
テーマ「老後の住環境を考える いきいきと年を重ねることのできる住まいとは」
講師:天野 彰氏(建築家)
平成27年7月5日(日曜日)、秋田拠点センター2階多目的ホールで、秋田市エイジフレンドリーシティカレッジ第2回リレーセミナーを開催しました。
これからの住まいは自助・自立
老後の家づくりは、
- 災害に強いセルフディフェンス、
- 老いても安心に住めるセルフサポート、
- 老いてもバリアフリー、
- 健康によいケミカルフリー、
- 長年手入れをしないで住むメンテナンスフリー
が大切。
減築をして社交型の住まいへ
長寿社会では、子育てが終わってから夫婦(または自分一人)のための家づくりをすることが望ましい。減築や間貸などをすることで、人生を豊かにすると共に、身体的金銭的な負担を軽減することができる。
地震に勝つ家負ける家
阪神大震災での被害で多かったのは、住居一階のガレージ部分の倒壊と家具・家電の転倒であった。ガレージの柱は3本で補強し、家具や家電は天井との隙間をなくすことが防災の鍵。
車いすより這ってでも住める家にする(自立生活)
介護や入院が必要になるまで、できるだけ長く在宅で尊厳ある自立した生活を送るための設備として、寝室から一続きになったベンチ式トイレや洗い場にスノコを引いた浴室などがある。
質疑応答では、「マンションのメンテナンスフリーについてはどのように考えたらいいか。」に対し、「マンションの改修や二重窓の取り付けなどは住人個人でやることはできない。かといって管理人に任せっきりにすると会計がずさん。自分が管理組合の役員を実際にやってみることも一つの方法である。」と、天野氏からアドバイスをいただきました。
このほか、各地域で課題となっている空き家問題について、「空き家をどのように活用すべきか。」という質問には、「倒壊や火災の危険がある、あるいは子どもの遊び場・たまり場となっている空き家は放置すべきではない。しかるべき行政窓口へ報告・相談が必要。活用方法としては、グループホームや民宿が考えられる。」との助言がありました。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
よりよいウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
秋田市福祉保健部 長寿福祉課 エイジフレンドリーシティ推進担当
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎2階
電話:018-888-5666 ファクス:018-888-5667
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。