節度ある適度な飲酒について

アルコール関連問題啓発週間について

平成26年6月に施行されたアルコール健康障害対策基本法では、毎年11月10日から11月16日を「アルコール関連問題啓発週間」と定めています。

この期間中は、アルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、国や地方公共団体をはじめさまざまな主体による啓発事業、広報活動が行われます。

日頃の飲酒状況を振り返ってみましょう

お酒は、適量であれば私たちの生活に豊かさと潤いを与えるものである一方、多量飲酒など不適切な飲酒は急性アルコール中毒や肝臓病の発症など健康障害の原因となります。

さらに、不適切な飲酒は本人の健康だけでなく、飲酒運転、暴力、虐待、自殺などのさまざまな問題にも密接に関連します。

アルコールのリスクを理解し、自分にあった飲酒量を決め、健康に配慮した飲酒を心がけましょう。

アルコールの適正量について

厚生労働省では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日当たりの純アルコール量で男性40g以上、女性20g以上としています。

純アルコール量20gをお酒で換算すると、

ビール中ビン1本（500ml）、日本酒1合（180ml）、焼酎25度100ml、ウイスキー60mlなどです。

女性は一般的に男性に比べて、分解できるアルコール量が少なく臓器障害を起こしやすいとされています。また、高齢者や、少量の飲酒で顔が赤くなる方もお酒の影響を受けやすいため、目安より少ない量が適量です。

注：この目安は、この量まで飲んでよいというものではありません。飲酒量（純アルコール量）が少ないほど、飲酒によるリスクは少なくなります。

飲んだお酒の種類や量を選ぶと、純アルコール量とアルコール分解時間のチェックができるツールがありますので、自分の健康を管理するための方法の一つとして活用してみましょう。

• 純アルコール量と分解時間を計算できる「アルコールウォッチ」（厚生労働省）（外部リンク）

健康に配慮した飲酒の仕方

1.自らの飲酒状況を把握する

　自らの飲酒の習慣を把握し、飲酒によって生じるリスクを減らすことが重要です。

2.あらかじめ量を決めて飲酒をする

　自分で飲む量を決めることで、過度な飲酒を避けるなど飲酒行動の改善につながると言われています。

3.飲酒前または飲酒中に食事をとる

　血中のアルコール濃度を上がりにくくし、お酒に酔いにくくする効果があります。

4.飲酒の合間に水や炭酸水を飲む

　アルコールがゆっくり分解・吸収されます。水などを混ぜてアルコール度数を低くして飲酒をする、少しずつ飲酒する、アルコールの入っていない飲み物を選ぶなど、飲む量に占める純アルコールの量を減らすのもよいでしょう。

5.一週間のうち、飲酒をしない日を設ける

　毎日飲酒を続けると、アルコール依存症の発症につながる可能性があります。一週間あたりの純アルコール摂取量を減らすために、週に一日以上は休肝日をつくりましょう。

• 健康に配慮した飲み方を知ろう「飲酒ガイドライン」（厚生労働省）（外部リンク）

アルコール問題でお悩みの方、アルコール依存症でお悩みの方はご相談ください

秋田市保健所健康管理課 精神保健・自殺対策担当

電話：018-883-1180

毎週月曜日から金曜日（祝日、年末年始を除く） 8時30分から17時まで

面接相談は予約をお願いします

秋田県健康福祉部 子ども・女性・障害者相談センター

• 美の国あきたネット　依存症関連問題相談（アルコール・薬物・ギャンブル　等）（外部リンク）

関連リンク

• 厚生労働省　e-ヘルスネット（外部リンク）