サービスの現状および評価・整備の方向(自立した生活のために)6.障害児教育
障害児教育
小・中学校における特殊教育
現状および評価
平成9年度現在、市立小学校28校、中学校11校に53学級の特殊学級が設置され、担任の教員は53人います。また、5つの通級指導教室が設置され、担当の教員は5人います。
障害のある子どもへの認識や理解を深め、一人ひとりが自己実現できる指導の充実 を図るため、学校内での通常学級と特殊学級との交流の促進や、特殊学級担任者などの資質向上のための研修会を実施しています。
各小・中学校では、障害のある児童生徒への理解が進み、一緒に学習や学校行事な どの教育活動を行う場が増えています。
特殊学級担任者等の研修としては、「特殊学級担任者等連絡協議会」を年2回、「聞こえの教室」・「通級指導教室」の担当者等の会議をそれぞれ年3回実施し、担当教員の資質の向上を図っています。
整備の方向
障害のある児童生徒を理解し、共に学習する機会を多くして交流教育の一層の充実を図ります。
教員の研修については、より実践に結びつくように、体験的な研修内容を検討していきます。
また、子どもの発達段階や状況により、本人にとって適切な環境で学習できるように、特殊教育諸学校との連携を図ります。
平成10年度からは、校内外の学校行事(運動会、遠足または卒業式などの長時間 行事)を行う際に、障害のある子どもへの介助が必要な場合、介助者を派遣する「すくうる・サポート」事業を実施します。
盲・聾・養護学校での教育(県事業)
現状および評価
盲・聾・養護学校での教育については秋田県が行政の第一次的な役割を担っていますので、市としても適切に連携を図っています。
特殊教育の充実 秋田県新総合発展計画後期計画から
現状
- 重複した障害のある児童生徒や重い障害のある児童生徒が年々増加する傾向にあります。それとともに、高等部への進学希望の増加や、より細かな教育を求めるなど、児童生徒や保護者の要望が多様化しています。
- 障害の多様化と社会情勢の変化に対応した職業教育および進路指導の充実を図り、障害のある児童生徒の社会参加をめざす必要があります 。
- 特殊教育学校の高等部における訪問教育について、平成9年度から試行的に実施するなど、重度の障害のある児童生徒の後期中等教育については年々充実してきています。
- 特殊学校の教員の障害福祉についての研修は、初任者研修、現職研修などが実施されています。また、平成9年度から県総合教育センターの研修講座に福祉関係の講座も設けられています。
種別:学校名 |
幼児数 |
小学生数 |
中学生数 |
高校生数 |
専門学生数 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
盲:盲学校 |
0 |
4 |
9 |
11 |
11 |
35 |
聾:聾学校 |
8 |
13 |
15 |
10 |
8 |
54 |
肢体:秋田養護学校 |
0 |
25 |
19 |
28 |
0 |
72 |
肢体:勝平養護学校 |
0 |
42 |
36 |
35 |
0 |
113 |
病弱:本荘養護学校 |
0 |
19 |
13 |
0 |
0 |
32 |
精神薄弱:比内養護学校 |
0 |
13 |
31 |
34 |
0 |
78 |
精神薄弱:比内養護学校東山分校 |
0 |
7 |
2 |
0 |
0 |
9 |
精神薄弱:比内養護学校吉野分校 |
0 |
5 |
5 |
0 |
0 |
10 |
精神薄弱:能代養護学校 |
0 |
33 |
21 |
28 |
0 |
82 |
精神薄弱:栗田養護学校 |
0 |
39 |
33 |
73 |
0 |
145 |
精神薄弱:大曲養護学校 |
0 |
33 |
25 |
57 |
0 |
115 |
精神薄弱:横手養護学校 |
0 |
21 |
20 |
35 |
0 |
76 |
精神薄弱:稲川養護学校 |
0 |
23 |
17 |
0 |
0 |
40 |
精神薄弱:附属養護学校 |
0 |
20 |
18 |
30 |
0 |
68 |
合計 |
8 |
297 |
264 |
341 |
19 |
929 |
種別:学校名 |
生活の場:自宅 |
生活の場:寄宿舎 |
生活の場:施設 |
---|---|---|---|
盲:盲学校 |
18 |
17 |
0 |
聾:聾学校 |
41 |
13 |
0 |
肢体:秋田養護学校 |
62 |
10 |
0 |
肢体:勝平養護学校 |
18 |
0 |
95 |
病弱:本荘養護学校 |
11 |
0 |
22 |
精神薄弱:比内養護学校 |
9 |
69 |
0 |
精神薄弱:比内養護学校東山分校 |
4 |
0 |
5 |
精神薄弱:比内養護学校吉野分校 |
2 |
0 |
8 |
精神薄弱:能代養護学校 |
42 |
40 |
0 |
精神薄弱:栗田養護学校 |
61 |
35 |
49 |
精神薄弱:大曲養護学校 |
59 |
56 |
0 |
精神薄弱:横手養護学校 |
50 |
0 |
26 |
精神薄弱:稲川養護学校 |
24 |
0 |
16 |
精神薄弱:附属養護学校 |
67 |
0 |
1 |
合計 |
468 |
240 |
222 |
整備の方向
特殊教育の充実 秋田県新総合発展計画後期計画から
障害のある幼児・児童生徒の適正就学と社会参加を推進し、障害のある人や障害教育への理解と啓発を促進するほか、施設などの整備充実を図ります。
- 就学指導の充実強化
適正な就学を推進するため、早期教育相談活動、障害児巡回教育相談活動などによる定期的相談活動を実施します。 - 交流教育の促進
交流教育地域推進事業推進校を設置してさまざまな形態の交流活動を促進するとともに、地域に密着した交流活動を実施します。 - 施設などの整備充実
本荘・由利地区に養護学校を設置(平成11年4月開校)するとともに、老朽化の著しい栗田養護学校を改築します。また、養護学校の未設置地域の男鹿・南秋地区への整備について調査を実施します。 - 職業教育および進路指導の充実改善
地区別進路懇話会や障害者進路シンポジウムなどを実施し、障害のある児童生徒の社会参加の促進と理解啓発の推進を図ります。
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秋田市福祉保健部 障がい福祉課
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