サービスの現状および評価・整備の方向(安心して生活できるように)5.ショートステイ
ショートステイ(短期入所生活介護)
在宅重度身体障害者短期保護事業
現状および評価
目的
在宅の重度身体障害者を介護している家族が、病気などの社会的理由や旅行などの私的理由によって、居宅介護が困難になった場合、その身体障害者を身体障害者更生援護施設において一時的に保護し、在宅重度身体障害者およびその家族の福祉の向上を図ることを目的としています。
現状
- 実施施設
雄高園(雄和町):6床
桐ヶ丘療護園(井川町):4床
秋田県身体障害者更生訓練センター (秋田市):4床 - 利用期間
原則として7日以内
- 利用料(平成9年度)
生活保護世帯の社会的理由:無料
その他の理由:1日1,510円 - 利用実績
年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 利用件数 4 6 8 利用日数 132 57 104 - 利用理由
年度 介護者の病気 冠婚葬祭 介護者の出張 家族の介護疲れ その他 平成6年度 3 1 なし なし なし 平成7年度 4 2 なし なし なし 平成8年度 4 1 2 1 1
評価
- 家族送迎が必要なことや、重度障害者の利用できる施設が市内にはないので、あまり利用されていません。
- 家族の急病などの緊急の利用には、十分に対応できません。
- 「レスパイトサービス」(注)の実施についての要望が寄せられています。
注:障害のある人を家庭で介護している家族が、自らの休養や趣味活動などを通じて生活の質を高めるため、ショートステイ(短期入所生活介護)などの一時預かりサービスを利用することです。
整備の方向
- 平成10年度に開所予定の身体障害者療護施設「ほくと」に、ショートステイ(短期入所生活介護)の専用床を整備し、介護者の負担を軽減するため、施設と協議し送迎サービスの実施を検討します。また、事業をPRして利用の拡大を図ります。
- 利用手続きについては、療育等支援施設事業や市町村障害者生活支援事業の実施施設が窓口となって利用しやすい体制づく りをしていきます。
また、緊急時でも対応できるように、登録制とするなど手続き方法の簡素化を検討します。 - 「レスパイトサービス」については、需要を調査するとともに、実施方法などを関係機関と協議していきます。
心身障害児・者施設地域療育事業
現状および評価
目的
在宅の心身障害児・者およびその保護者が、心身障害児・者施設の専門的な機能を活用した事業を利用することによって、在宅福祉の向上を図ることを目的としています。
- 心身障害児短期療育事業
概要
在宅の18歳未満の身体障害児や知的障害児が保護者同伴で、肢体不自由児施設、知的障害児施設、重症心身障害児施設に入所し、日常生活訓練や療育訓練を行うものです。
現状- 実施施設
施設種別 施設名 所在地 知的障害児施設 若竹学園 秋田市横森二丁目24-7 知的障害児者施設 高清水園 秋田市上北手猿田字苗代沢14-1 肢体不自由児施設 太平療育園 秋田市新屋下川原町2-1 - 利用期間
原則として7日以内
- 利用料(平成9年度)
生活保護世帯:無料
その他の利用:1日1,510円
- 利用実績
年度 平成6年度 平成7年度
平成8年度
利用件数 0 4 12 利用日数 0 6 42
原則として保護者の同伴が必要なことや、7日間の入所で効果が上がるかなどの課題があるため、ほとんど利用されていません。
- 実施施設
- 知的障害者生活能力訓練事業
概要
在宅の18歳以上の知的障害者が保護者同伴で、知的障害者援護施設に入所し、日常生活や療育訓練を行うものです。
現状- 実施施設
施設種別 施設名 所在地 知的障害者援護施設 竹生寮 秋田市柳田字竹生168 知的障害者援護施設 柳田新生寮 秋田市柳田字竹生197 - 利用期間
原則として7日以内 - 利用料(平成9年度)
生活保護世帯:無 料
その他の利用:1日1,510円 - 利用実績
年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 利用件数 0 0 4 利用日数 0 0 28
原則として保護者の同伴が必要なことや、7日間の入所で効果が上がるかなどの課題があるため、ほとんど利用されていません。
- 実施施設
- 心身障害児・者短期入所事業
概要
在宅の18歳未満の身体障害児、または、知的障害児・者を介護している保護者が病気などの社会的理由や、旅行・冠婚葬祭などの私的理由で介護することが困難となった場合、各種施設で一時的に預かり、在宅福祉の向上を図るものです。
現状- 実施施設
施設種別 施設名 知的障害児施設 若竹学園 知的障害児施設 高清水園 知的障害者援護施設 竹生寮 知的障害者援護施設 柳田新生寮 知的障害者援護施設 高清水園 肢体不自由児施設 太平療育園 - 利用期間
原則として7日以内
- 利用料(平成9年度)
生活保護世帯の社会的理由:無料
その他の場合(中軽度):1日2,110円 その他の利用
その他の場合(重度):1日1,510円
- 利用実績
年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 利用件数 141 140 139 利用日数 261 461 512 - 原則として、保護者の送迎が必要なため、送迎サービスを実施する必要があります。
- 平成9年の実態調査によると、制度のことは知っていても利用したことがないという人が多くいました。利用しない理由としては、施設での生活に不安があるという回答がほとんどでした。
- 「レスパイトサービス」(注)の実施についての要望が寄せられています。
注:障害のある人を家庭で介護している家族が、自らの休養や趣味活動など を通じて生活の質を高めるため、ショートステイ(短期入所生活介護)などの一時預かりサービスを利用することです。
- 実施施設
- 心身障害児・者施設プール開放事業
目的
心身障害児・者施設のプールを開放し、在宅の心身障害児・者に療育訓練などを行ない、在宅福祉の向上を図ります。
現状
平成9年度現在、県内にはプールのある障害児・者施設はないので、この事業は実施されていません。
整備の方向
- 心身障害児短期療育事業
- 利用拡大に向けて制度のPRを図り、在宅療育および日常生活について、保護者が正しい知識や技能を習得できるように支援します。
- 実施内容について保護者からの意見を集約するなど、制度の利用条件の改善を検討していきます。
- 知的障害者生活能力訓練事業
- 利用拡大に向けて制度のPRを図り、在宅療育および日常生活について、保護者が正しい知識や技能を習得できるように支援します。
- 実施内容について保護者からの意見を集約するなど、制度の利用条件の改善を検討していきます。
- 心身障害児・者短期入所事業
- 送り迎えができない人については、当該施設と協議しながら送迎サービスを検討し、保護者の不安を解消します。
- 新たに入所施設を整備する際には、 ショートステイ(短期入所生活介護)専用の居室を設けるようにします。
- 「レスパイトサービス」については、需要を調査するとともに、実施方法などを関係機関と協議していきます。
- 心身障害児・者施設プール開放事業
- 当面は、障害児・者施設においてプールを整備する予定はありませんが、市営プールや中央地区老人福祉総合エリアの温水プールなどの公共施設のプールを、障害のある人が利用しやすいように、専用の更衣室を用意するなど環境整備を図っていきます。
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秋田市福祉保健部 障がい福祉課
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