サービスの現状および評価・整備の方向(安心して生活できるように)12.情報提供体制
情報提供体制
情報誌による情報提供
現状および評価
身体障害者手帳を持つ人のために「からだの不自由な人々の福祉」、療育手帳を持っている人のために「療育手帳のしおり」を作成し、各種サービスや助成制度を紹介しています。
また、「高齢者のためのくらしのしおり」では、高齢サービス全般について紹介しています。
「高齢者のためのくらしのしおり」は定期的に全戸配布を行っていますが、「から だの不自由な人々の福祉」「療育手帳のしおり」は、身体障害者手帳および療育手帳を交付するときや希望者に配布しています。
- からだの不自由な人々の福祉
身体障害者手帳の交付申請の方法、医療費・手当・年金の受給、交通機関利用料金の割引・助成などの制度を12項目27ページで案内をしています。
社会福祉課の窓口で必要に応じて配布しています。 - 療育手帳のしおり
療育手帳の交付申請の方法、手当・年金の受給、税制上の特別控除、交通機関利用料金の割引・助成などの制度を9項目14ページで案内をしています。
社会福祉課の窓口で必要に応じて配布しています。 - 高齢者のためのくらしのしおり
平成元年から毎年発行している高齢者保健福祉ガイドで、健康づくりと保健・医療、生きがいと社会参加活動など5項目25ページで案内をしています。
また、市内の公共施設、関係機関の電話番号一覧や高齢者保健福祉施設マップも掲載しています。
高齢福祉課の窓口や地域センター、高齢者関係施設で必要に応じて配布しているほか、4年に1度、65歳以上の高齢者がいるすべての家庭に配布しています。
整備の方向
身体障害、知的障害、精神障害の種別に関わらず、障害のある人の生活全般についてサポートできるような総合案内冊子「障害者のためのくらしのしおり」を作成し、障害のある人がいるすべての家庭に配布し、以後内容を改訂しながら、社会福祉課の窓口で必要に応じて配布していきます。
また「障害者のためのくらしのしおり(仮称)」では、各種サービスや助成制度の案内だけではなく、市内の公共施設やレジャー施設における障害者用トイレやスロープの設置状況など、日常のくらしに役立つ情報についても紹介していきます。
広報による情報提供
現状および評価
- 視覚障害者のための情報提供
- 声の広報あきた
文字や映像で情報の確認ができない視覚障害者に市政情報を伝えるには、音声や点字による情報提供が必要です。
月2回の「広報あきた」発行の都度、その内容を90分テープに吹き込んだ「声の広報あきた」は、視覚障害者へのスピーディーな情報伝達手段として効果をあげています。テープの吹き込みは音声訳のボランティアグループにお願いしています。
平成9年10月現在、声の広報あきたは、視覚障害者協会の会員を中心に、84人に郵送しています。市内には、重度視覚障害者が528人いるので、必要に応じてサービスを広げていくことが課題となっています。 - 点字広報
点字は、繰り返し利用したり、しばらく保存したりする情報の媒体として適しています。
平成9年度現在、点字広報は年4回発行し、61人の視覚障害者に送付しています。内容は、ごみの出し方、列車の時刻表、秋田市の歴史、季節の話題などにしています。
- 声の広報あきた
- 聴覚障害者のための情報提供
民放2社でそれぞれ月1回放送している15分間の市政テレビ番組に、市社会福祉協議会の手話通訳者が手話を挿入し、聴覚障害者も理解しやすい番組を制作しています。
なお、今後は手話のほか、字幕放送などでの対応も必要と考えられます。 - 広報あきたでの特集
随時、広報あきたで障害のある人のためのさまざまな行政サービスをお知らせしています。
障害のある人への理解を広げていくため、特集的な記事を取り上げる必要があります。
整備の方向
- 視覚障害者のための情報提供
- 声の広報あきた
サービスをPRするとともに、需要調査をしながら必要とする人にテープを提供していきます。 - 点字広報
視覚障害者が必要としている情報を把握しながら、内容の充実を図ります。
- 声の広報あきた
- 聴覚障害者のための情報提供
手話のほか字幕による情報提供なども検討し、聴覚障害者にも配慮したテレビ番組を制作していきます。
また、放送局に手話や字幕付き番組を増やすように要望していきます。 - 広報あきたでの特集
「障害者の日」や「障害者週間」を中心に、障害について特別視することのない市民意識の醸成を図るため特集記事を企画します。
点字文書の提供
現状および評価
現状
広報課で点字広報を年4回発行しているほか、NTTや東北電力では領収書などを点字で表記するサービスを行っています。
評価
視覚障害者団体などから公共料金の領収書や公文書について、点字の表記を求める要望があります。
整備の方向
早期に点訳機を購入し、市税やガス・水道などの公共料金の領収書などの点字化を 進めていきます。
また、点訳のできる体制の整備についても検討していきます。
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このページに関するお問い合わせ
秋田市福祉保健部 障がい福祉課
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