変わってゆく大森山動物園(2019年10月)
変わってゆく大森山動物園
秋も深まり、気づいたら木々は秋色に、お客様の姿も色取り取りの服装が目立ち、季節の変化を感じてしまいます。
大森山は今年もさまざまな環境変化を見せてきました。秋田市塗装業組合秋田中央塗装業組合、一般社団法人日本塗装工業会秋田県支部の方々は古くなった施設のお色直しに力を注ぎ、一般社団法人秋田市建設業協会の皆様は園内イベント広場のベンチを統一感ある木製ベンチに替えてくれるなど、さまざまな方々のご支援で大森山の環境はさらに充実でき、改めて感謝申し上げます。
大森山アートプロジェクトも大きな力を出してくれました。秋田公立美術大学の学生はピクニック広場に色鮮やかな園活動紹介モニュメントをつくり、同大の彫刻家皆川先生がユキヒョウ展示場脇に設置した動物と少女の力作は大森山のテーマ「動物と語らう森」を主張してくれました。園中心部にあった壁画は美大附属高等学院の生徒さんと市民の力でグレードアップ、園内に新たなワクワクスポットができました。
生き物が周りの環境変化に適応し、変容進化するように、動物園を利用される皆様がより豊かな感覚で楽しんでいただけるように努めております。
そして今、さらに大きな環境変化が始まろうとしています。
昭和48年(1973年)の開園当時に建てられ、老朽化したサル舎の全面改修工事が動き出します。サルたちが寒い冬でもよりのびのびと遊べるように、またお客様も冬でも暖かい室内で観覧でき、そして休息できる場所づくりが始まります。この11月からの約一年間、現サル舎周辺の工事のためキリンやゾウの観覧通路やチンパンジーの観覧条件が制限され、さまざまな面でご不便、ご迷惑をおかけすることになります。何よりも現サル舎に住んでいるお猿さんたちがしばらくの間、園内の別施設に引っ越すため見学できなくなります。ご理解とご協力をお願いいたします。
より楽しい動物園づくりに向け、園スタッフ一同、また工事関係者皆様のご助力をいただき、取りくんでまいりますのでよろしく願い申し上げます。
シーズン開園も12月1日実施の最終イベント「さよなら感謝祭」までの一月足らず。是非変わりゆく今年の大森山をお楽しみいただきたいと思います。
令和元年10月
大森山動物園 園長 小松 守
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〒010-1654 秋田市浜田字潟端154
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