新年のごあいさつ
新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます。皆様お元気で新しい年をお迎えになったことと存じます。大森山動物園~あきぎんオモリンの森~は、「動物と語らう森」をテーマに、多様ないのちを感じ、動物や自然に思いをふくらませる場を提供してまいりました。人口減や少子高齢の中、夏の猛暑などにも見舞われながらも昨シーズンは約26万人超の方々に動物園を楽しんで頂きました。多くの大森山動物園ファン、ご支援頂いた皆様に感謝いたします。
今年も大森山動物園は、より一層のサービスで楽しくご利用いただけますようスタッフ一同取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年の大森山動物園は、日本の動物園から消えそうだと心配されているアフリカゾウの繁殖のため東北三園での繁殖連携協定を結び、仙台と秋田の動物園間でメス同士の交換を行いました。動物では新たにユキヒョウやアビシニアコロブスが仲間入り、レッサーパンダやライオンなどで多くの繁殖も見られるなど、話題いっぱいの動物園でした。
また、より魅力的な動物飼育と展示のため、古くなったサルやミーアキャットなどの展示施設の改修プランの検討も進められました。継続してきた秋田公立美術大学との連携はステップアップし「大森山アートプロジェクト」へと変わり、アートは動物園内から大森山公園へと外に広がり、里へと下りていく兆しも見えてきています。
こうしたさまざまな動きを今年はより効果的に実を結べるように取り組む年になりそうですし、地域のまちづくりにも関わる兆しも見えはじめています。
また、「こころの時代」と言われる中、多くの人が「癒やし」を求めて大森山公園、動物園を訪れているようですが、自然の中での動物園体験を通じて心柔らかく、やさしくなれる環境づくりにも努めてみたいものです。
今年は「平成」としての最後のお正月です。時代は変わっても動物園の存在は変わりませんが、野生動物が生きる自然環境、そして人々の心が少しずつ変化する中、持続可能な動物園であるためには、動物のいのちをつなぎ続ける仕事の大切さがなお一層増す時代になるでしょう。社会の複雑化で人の生き方も難しくなる時代に変わる中、心の安らぎや「癒やし」の時間と空間がますます重要になります。いのちとふれあう動物園は心の安らぎを提供できる大切な施設の一つとして、より一層クローズアップされそうです。
新しい時代に向け、動物園は様々な工夫で今年も皆様をお迎えしたいと思います。1月5日からは恒例の雪の動物園もスタートいたします。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成31年1月
大森山動物園 園長 小松 守
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