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アフリカゾウの繁殖作戦 東北で開始

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ページ番号1016331  更新日 平成30年7月11日

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アフリカゾウの繁殖作戦 東北で開始

写真:園長 小松守
園長 小松守

日本の動物園では以前からアフリカゾウの将来的に持続可能な飼育と展示に赤信号が点されていた。30年くらい前、約80頭だった飼育数は、最近では34頭まで減っている。繁殖がうまく行っていない中で、動物が亡くなっていくからだ。繁殖がうまくいかない理由は、広さや施設辺りの飼育頭数が少ないこと、オス・メスペアの組合せや相性の問題など理由はさまざまだが、どでかいゾウの取り扱いが簡単ではないことも大きな理由だ。

数年前から東北三園、秋田・大森山、盛岡、仙台・八木山でアフリカゾウの共同繁殖ができないだろうかというアイディアが浮かびはじめた。各園で同い年くらいのゾウを飼育し、さまざまな努力を重ねても繁殖が成功していなかった。同じ悩みを抱えていたからだ。

昨年夏、園長や飼育責任者が集まり意見交換が行われた。各園で飼育しているゾウはオスとメスの仲はいいが繁殖しないのは、幼い頃からいっしょに暮らし、互いに燃えてこないのでは、など意見が出された。無論、性ホルモン値なども岐阜大学の協力を得るなどしてデータ解析をした上での考えである。兎に角、アクションを起こそう、座していても何も始まらない。時は過ぎてゆくばかりであると。東北エリア、近場の三園が互いに協力し、飼育メスの交換で互いに刺激しあってみるアイディアが固まった。国内でこうした相互交換の例は初めてだ。折しも東北では東日本大震災復興後の盛り上げのため、「東北絆まつり」が毎年行われていた。取り組みはこうした空気と重なってもいた。

6月11日には三園合同記者会見が仙台で開かれ、共同での繁殖作戦開始を宣言した。具体な作戦開始は、秋田で飼育中のメスの花子を7月中に仙台に移し、秋に仙台からメスのリリーを秋田に移動させる計画だ。6月20日には輸送箱も秋田に到着、いよいよ実践の始まりである。

メスゾウを動かして、繁殖する保証は何もない。しかし、同じ事を続けていては、繁殖は望めない。時がそれを証明してくれている。果敢に挑戦することで、さまざまなムーブメントが起きるかもしれない。仙台に向け、動き出した花子、そしてそれをけんめいに成し遂げようとする飼育スタッフに、そっとエールを送って欲しい。箱入れトレーニングに望む花子を見ていると、彼女なりに何か感じているようにも思えてくる。

時々の動きは当園のFacebookをご覧下さい。

平成30年6月
大森山動物園 園長 小松 守

写真:輸送箱を使ってのトレーニング
輸送箱を使ってのトレーニング
写真:トレーニング中の飼育員と花子
トレーニング中の飼育員と花子

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〒010-1654 秋田市浜田字潟端154
電話:018-828-5508 ファクス:018-828-5509
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